そこからはこれまでのアルバムからもわりと満遍なく、聴かせる演奏でじっくり聴かせてくれて、ヴァンパイア・ウィークエンドの一曲一曲の良さを改めて感じさせてくれた。リズムのパターン、ギターフレーズのユニークな流れと組み合わせ、主旋律の奇抜さとエキゾチックなハモり、などなど、奇跡のようなコンビネーションによってヴァンパイア・ウィークエンドの一曲一曲はできている。
フェス的なクライマックスも作らなかったし、エモーショナルなMCとかあるわけもなかったけど、曲の力だけで泣けるほどの感動をもらった。
ラストはボブ・ディランのジョーカーマンのカヴァー。ヴァンパイア・ウィークエンド以外、誰がいったいディランのこの曲を選んでカヴァーするだろうか?
ヴァンパイア・ウィークエンドは最高だった。