この特集で今年の洋楽アルバムはしっかり押さえられます。発売中のロッキング・オン「2022洋楽アルバムベスト50」特集よろしくお願いします。

この特集で今年の洋楽アルバムはしっかり押さえられます。発売中のロッキング・オン「2022洋楽アルバムベスト50」特集よろしくお願いします。
今年の「洋楽アルバムベスト50」特集号は去年までとぜんぜん違う気分で作っているのに気づきました。
去年とか一昨年は、なんだか鬼気迫る思いというか、切迫した気分でベスト50を選んだり総括対談をやってた気がします。
今年はもっと頭も体も柔らかくなって、いい意味でおおらかな気分で作れた気がします。それは、やっぱりフジロックとサマーソニックがあったことが大きかったんだと思います。
今年はようやく洋楽アーティストがやって来たフジロック、そして3年ぶりに開催されたサマーソニック──その2つの洋楽フェスをしっかり体験できて、リアルタイムの生の洋楽サウンドをめいっぱい体感できたことで、作品への健全な向き合い方を取り戻すことができた、そういう実感があります。
去年も一昨年も、作品「しか」なかったですもんね。聴く方も真剣過ぎたというか必死過ぎたのかもしれません、今思えば。そして作品自体も、そういう作品が多かったという気がします。

そういう意味では、今年の作品は作品自体がすでに少し柔軟でおおらかになっているという気もします。ケンドリック・ラマーだけは違うんですけどね。(山崎洋一郎)
ロッキング・オン最新号 編集後記より
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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