斎藤宏介と須藤優の二人だけで演奏する前半と、バンド編成で演奏する後半に分かれていて、独自のライブ空間だった。
後半のバンド編成では、これまでの3枚のアルバムの楽曲にさらに熱が加わってⅩⅡⅩのライブの楽しさが満喫できた一方で、前半の2人での演奏はⅩⅡⅩの音楽がどれほど不思議なエレメントで出来ているのかがわかって興味深かった。
音源制作は2人でクリエイティブを極めながら、ライブではそれを肉体化して発展させていく、そんなユニークな可能性に満ちたバンドだということがよく伝わるライブだった。(山崎洋一郎)