しかし、この写真の会場バナーの感じからわかるように、大仰ではなくてシンプルなノリで、
ステージのセットも効果的に作られてはいるがシンプルで品がいい。
安室奈美恵と10人のダンサー、そしてスタッフワークの「人のパワー」だけで勝負してる感が、僕のように初めて観る者にもすぐに伝わる。
ダンサーを率いてステージに立つ安室奈美恵は堂々としてよりパワフルに見える。だが実際はダンサーに委ねられる部分もあるから1人でステージに立つよりも少しは力をセーブしてそのぶん歌や表情に集中できるはずだ。
この辺のメカニズムの作り方は上手いし、だからこそ安室奈美恵のポテンシャルを150%発揮したステージになるのだろう。
本編は一切のMCなしで走りきり、アンコールの最後に感謝の言葉を残したのみ。
本当にかわいくて、パワフルで、クールで、ハイレベルなライブだった。