アシッドなグルーヴに邪悪気味のリフをぶち込んでロックンロールな気分で歌えばカサビアンになる。
特別な発明もないし高度な技術も要らないし、やったもん勝ちみたいなスタイルだが、誰もカサビアンにはなれないのだ。
しかもその後もそのまんまのやったもん勝ちの姿勢のままで実際にイギリスで勝ち続けているのだから天晴れカサビアンである。
アシッドなグルーヴに邪悪気味のリフ、そしてロックンロール。
ストーンズのギミー・シェルターや、ハッピー・マンデイズやプライマル・スクリームを聴いているときに約束される、「暗黒の楽天性」みたいな気分を、カサビアンのライブも約束してくれる。
何だかんだ時代やシーンが変わっても、やっぱりこの気分で盛り上がりたいのだ。
何だかんだカサビ最高。