事務所から独立し、レコード会社との契約もない中での、本人が全てを仕切る手作りのライブ。
ステージにはスガ本人だけで、楽器はアコースティック・ギターのみ。
でも、これまでやっていたアコースティック・ライブとは内容も意味も違っていた。
普段とは違う面を見せる、とか、曲の良さにフォーカスを当てる、とか、そういう「狙い」ではなくて、
スガシカオをゼロから再起動させる、というぐらいのラディカルなライブだったと思う。
それは、今のアメリカのインディー・シーンで、ロック・スピリットを持つアーティストがアコースティック・ギターの弾き語りでゼロから音楽を再起動させようとしている動きともシンクロする。
非常に良かった。