16名(+2名)のthe HIATUS、名古屋公演を観た

16名(+2名)のthe HIATUS、名古屋公演を観た

日本のロック・シーンは欧米のシーンとリンクしながら健全に2010年代を迎えている……
と錯覚してしまうほどに、ハイエイタスのこのツアーは今のロックの理想型を体現している。
ストリングス、ホーン隊を含めての初のツアー、
そして初のホール・ツアー。
細美武士が志した理想に6人が集い、3枚のプログレッシヴなアルバムを作り、そして今回はさらにストリングス、ホーンが加わって、その理想は一つの完成を見たと言っていいと思う。
あらゆる挑戦を重ねた楽曲、緻密なアレンジ、緊張感に満ちた演奏、そうしたハイエイタスのこれまでの歩みの果てに、
これほどまでに解放感に満ちた幸福なヴァイヴが溢れることは、もしかすると細美本人も想像していなかったのかもしれない。
今日、細美は「仲間、友達を大切に思うこと」についてばかりMCで話していた。たどり着いた場所から見えたものは、そういうとてもシンプルな事だったのかもしれない。

今日は一瀬が出演できなかったので、途中からホルモンのナヲが登場して、柏倉とのツイン・ドラムという超レアなものが観れた。

ここからツアー終盤に向けてまだまだ解放されていくのだと思う。

ツアー初日の札幌公演のレポが次号JAPANにドドンと載るので楽しみにしていてほしい。
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