ライブバンド、ブラッドベリイオーケストラはこれから始まる

ライブバンド、ブラッドベリイオーケストラはこれから始まる

小林武史と大沢伸一のエレクトリックダンスユニットが、ライブバンドとしてスタートしたのは今年の10月。ドラムに屋敷豪太、ギターに田中義人ヴォーカルにダイアナというロックバンド編成で、今のところまだ2回しかライブはやっていない。
その内の一回を見たのだが、正直、驚いた。驚いたというのはこの列強ぞろいのバンドに失礼かもしれないが、このビート感を体現しているバンドはまだ日本には彼ら以外いないからだ。
エレクトロニックなビートでもなく、従来のロックのビートでもなく、かと言ってその融合でもない。
エレクトロニックのビートを肉体化したロックバンドとしてのビート、である。
フジロックやサマソニなどの洋楽フェスに行くと、若手も中堅もほとんどのバンドがこのビートを体得していてもはや当たり前になっているが、日本にはまだいない。日本はまだそれらの「ミクスチャー」でしかない。
やはり大沢伸一と屋敷豪太のビート感は時代のエッジを走っていて、それを新しい日本語のロックの形として提言した小林武史のセンスとデザイン力は凄いと認めざるを得ない。
COUNTDOWN JAPANでのステージが3回目のライブになるので、ぜひ体感してほしい。
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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