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    エキセントリックかつ知的な覆面集団テイパー! そのマスクの内側に秘められた作家性とは

    エキセントリックかつ知的な覆面集団テイパー! そのマスクの内側に秘められた作家性とは - pic by Louise Masonpic by Louise Mason

    ロッキング・オン5月号、注目のニューカマーを紹介する「気になるあいつ」のコーナーではロンドンの6人組テイパー!のインタビューを掲載する。

    近年UKやアイルランドで多彩なフォーク・グループが注目を集めるなかで、テイパー!の個性は音楽だけでなく絵画、映像、演劇など様々な表現形態をミックスしているところ。デビュー作『ザ・ピルグリム、ゼア・ゴッド・アンド・ザ・キング・オブ・ディクレピト・マウンテン』は3幕構成の神話的なストーリーを持ったもので、それが牧歌的ながらシンフォニックな要素もあるフォーク音楽とともに「語られる」のだ。

    インタビューでは、いまのフォークシーンについて、そのコミュニティ精神、そしてなぜテイパー!は物語を語るのか、アイク、トム、ウィル、ロニーの4人が答えてくれた。その回答はきわめて理知的なもので、いまの新世代の志の高さを感じるものだった。

    ちなみに紙幅の都合で本誌には載せられなかったのだが、メンバーで共通して好きなミュージシャンを尋ねると、まず挙がったのがニューカッスルのエキセントリックな吟遊詩人、リチャード・ドーソンの名前。渋い、けど最高。そういうところも、テイパー!を好きにならずにはいられないポイントなのだ。(木津毅)


    テイパー!のインタビューが掲載されるロッキング・オン5月号

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