躍進するための「光」の存在

GOOD BYE APRIL『アイム・イン・ユー』
2014年10月01日発売
SINGLE
GOOD BYE APRIL アイム・イン・ユー
3年前に東京で結成され、これまで2枚の全国流通盤をリリースしてきたGOOD BYE APRIL。オーセンティックなギターロックバンドだが、倉品翔(Vo・G・Key)の存在は正統派の域にとどまらない。とにかく瑞々しい。彼が生み出すグッドメロディ、怖いくらいに澄みきった歌声。現実に対する不安や虚しさを赤裸々に綴る世界観も、彼の繊細さをよく際立たせている。その才能で実直に心情を歌ってきた倉品だが、本作では「今」の自分を表現する歌の先に行こうとしている。その先に「光」を求め始めたのだ。
倉品はブログで、本作に至るまでに様々な取捨選択を経たと述べていた。実際、本作は自主レーベルからの発売。GBAの音楽、生き方までも真剣に考えたに違いない。そして、自分を信じて進むことを決意した倉品は、その瞬間から「光」として機能し始めた。特有の瑞々しさは保ちながら、《アクセルだけは自分で踏んだんだ》(“ベイビードライヴ”)と、かつてなく強く凛とした姿勢を見せている。その強さはGBAにとって確かな「光」であり、彼らの行く先を照らすものだ。ここからの躍進に期待する。(林田咲結)
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