8月にHachi(Key)と山田康二郎(Dr/Cathy lost one’s apricot yesterday)が正式加入して、5人編成となったアカシックの2ndミニアルバム。女性の自意識、美意識、嗜みから、それはちょっと心にしまっておこうかという思いまで、あけっぴろげにしながら、下品さや情念たっぷりの重たさや奇天烈さで聴かせない。かわいげのある女心や色っぽさとして、ポップに響かせるあたりの確信犯ぶりがさらに際立っている。どこまで本人たちの計算がきいているのか、天然で、出たとこ勝負なのか、そのさじ加減はまだ未知数でもあるけれど、その女のあざとさみたいな鋭い爪をうまく隠してるのは、このバンドの肝だろう。勢いあるロックンロール“Galaxy Bang”や、めくるめく展開をするハイパーなシンセ・サウンドと理姫(Vo)の早口でまくしたてる歌で聴かせる“プリチー”の素っ頓狂な曲で、手のつけられない面で見せつつ、“ピンク”でラヴリーなしおらしさを覗かせたり。あるいは“鶺鴒”では退廃感も嘯く。さりげなく匂わせるかわいさで、うまーく手のひらでリスナーを転がしているあたり、学びたい。(吉羽さおり)