突然野球の話になるが、どんなに速球を投げる投手でも、そればかり投げていればいつかは打たれる。打者だってだんだん目が慣れてくるからだ。そこで必要になってくるのが「緩急」だとすると、本作に見られる新たな(「丸い」)一面は、これまで速球に次ぐ速球で戦ってきたキュウソの、「チェンジアップ」的一球なのだと思う。“GALAXY”や“なんまんだ”といった楽曲を今後不安がらずに投げられるようになれば、彼らの切れ味鋭い一面もきっと何倍も活きてくる。つまり、彼らが今後さらに攻めていくための、シーンのエースになるための布石がこのミニアルバムなのだ。と思って、全7曲、しかと受け止めてほしい。(安田季那子)
キュウソが投げる新球種
キュウソネコカミ『ハッピーポンコツランド』
2015年01月14日発売
2015年01月14日発売
MINI ALBUM
突然野球の話になるが、どんなに速球を投げる投手でも、そればかり投げていればいつかは打たれる。打者だってだんだん目が慣れてくるからだ。そこで必要になってくるのが「緩急」だとすると、本作に見られる新たな(「丸い」)一面は、これまで速球に次ぐ速球で戦ってきたキュウソの、「チェンジアップ」的一球なのだと思う。“GALAXY”や“なんまんだ”といった楽曲を今後不安がらずに投げられるようになれば、彼らの切れ味鋭い一面もきっと何倍も活きてくる。つまり、彼らが今後さらに攻めていくための、シーンのエースになるための布石がこのミニアルバムなのだ。と思って、全7曲、しかと受け止めてほしい。(安田季那子)