やっぱり武道館でライヴをやれることは特別なんだ――そんな「武道館の意味合い」を考えさせられるほど、喜びが溢れ出てくる。昨年10月28日に行われた、KEYTALKの初めての日本武道館公演を、全30曲パッケージ。また、DVDとBlu-rayの完全生産限定盤には、昨年7月4日のZepp Tokyoの公演から12曲、さらに、ドキュメント映像も収録されている上に、フォトブックも同梱。どんだけお腹いっぱいにさせてくれるの!?と驚かされるが、彼らにはメモリアルなアイテムに仕上げたい思いがあったのだろう。
床が下北沢シェルターを思わせる格子柄だったが、何よりも彼らが変わらないままステージに立っていた。そして、オーディエンスも、距離を近く感じているような、アットホームな表情を浮かべていた。もちろん、彼らのスキルは破格の進化を遂げているが、映像を見ながら、小さなライヴハウスで懸命にオーディエンスを楽しませようとしていた数年前の彼らを、何度も重ね合わせることができた。だからこそなお、このライヴは特別になり得たのだろう。改めて、心から「おめでとう!」を贈りたい。(高橋美穂)