これまでの彼はカントリー、ブルース、ソウル、ジャズと自身の中に吸収したエッセンスを、コンテンポラリーで分かりやすいポップとして翻訳する、という方法論の人だったが、本作はそれらを個々に磨き上げ、彼の完璧な新個性として並べ広げたアルバムに聴こえる。まさにアルバム・タイトルのとおり「全てを探求」した、彼のキャリアの集大成と呼ぶべき作品なのだ。アリシア・キーズとのサプライズ共演や、グレイトフル・デッドのスピンオフ・プロジェクトへの参加など、積極的に他アーティストとコラボした近年の活動も上手く作用しているようだ。失意、失恋の憂いに艶を含ませていくボーカルのさらなる成熟も素晴らしい。 (粉川しの)
いくつものジョン・メイヤー
ジョン・メイヤー『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング』
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ALBUM
これまでの彼はカントリー、ブルース、ソウル、ジャズと自身の中に吸収したエッセンスを、コンテンポラリーで分かりやすいポップとして翻訳する、という方法論の人だったが、本作はそれらを個々に磨き上げ、彼の完璧な新個性として並べ広げたアルバムに聴こえる。まさにアルバム・タイトルのとおり「全てを探求」した、彼のキャリアの集大成と呼ぶべき作品なのだ。アリシア・キーズとのサプライズ共演や、グレイトフル・デッドのスピンオフ・プロジェクトへの参加など、積極的に他アーティストとコラボした近年の活動も上手く作用しているようだ。失意、失恋の憂いに艶を含ませていくボーカルのさらなる成熟も素晴らしい。 (粉川しの)