人生そのもののように儚く美しい

androp『Tokei』

発売中

androp Tokei
andropの配信限定シングルは、内澤崇仁(Vo・G)によるアコースティックギターの弾き語り曲で、とても美しくあたたかいミディアムバラード。“Tokei”というタイトル通り、いくつもの時を共に過ごした大切な人への思いを、シンプルな言葉で綴っている。アコギのフィンガリング音も、ボーカルのブレス音も、そのまま体温が伝わるような近さで響き、その優しく切ない音色には、どうしようもなく感情を揺さぶられてしまう。ここで描かれているのはデジタルに正しく刻まれる忙しない時間ではなく、古い時計の針が交わり、離れ、またひとつになるような、長く大きなサイクルで繰り返す宝物のような時間──“Tokei”は、そんな何物にも代えがたい時間のことを歌っている。愛する人との日々は、ひとつひとつが過去の思い出として時計に刻まれ、いつか訪れる別離の日まで続く。そんな普遍的で当たり前のことが、どうしてこんなにも切ないのだろう。人生そのもののような歌だ。とてもシンプルな歌だからこそ、内澤が伝えたかったこと、歌に刻みつけておきたかったことがはっきりと伝わってくる。(杉浦美恵)

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