エディ・ヴェダー♥シカゴ・カブス

PEARL JAM『LET’S PLAY TWO』
発売中
PEARL JAM LET’S PLAY TWO
2011年に結成20周年の特別ライブを行ったパール・ジャムはその祝祭ムードのまま2013年に、シカゴ・カブスの大ファンだったエディ・ヴェダーにとっての夢、カブスの本拠地リグレー・フィールドで初ライブを行った。筆者も行ったのだが、それは雷雨で中断するというドラマチックな展開も含めてあまりに感動的な内容だった。だからだろう。バンドは再び2016年8月20、22日にリグレーでライブを行った。これまで数え切れないライブをして、数え切れないライブを観て来たファンにとっても、この地でのライブはエディの思いもあり、さらに特別なマジックが働く。しかも2016年はカブスにとって奇跡の年! 

今作『Let'sPlay Two』には、実は同タイトルのドキュメンタリー映画まである。だけど、先にこのライブ盤を聴いておいたほうがいい。というのも、その映画は非常にユニークな形態で、ライブだけじゃない物語が織り込まれているから。“Alive”から、カブスのために書いた“All the Way”の流れは最高だし、締めくくるのはなぜザ・ビートルズが屋上で歌った“I've Got A Feeling”なのか? 映画を観るとなるほどと分かる。(中村明美)
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