できればアナログで聴きたい

never young beach『うつらない/歩いてみたら』
発売中
LP
never young beach うつらない/歩いてみたら
ネバヤンの新作シングル『うつらない/歩いてみたら』は、10インチアナログ盤での限定発売とサブスクでの配信のみというリリース形態。安部勇磨(Vo・G)が語る「音楽が簡単に作れて、簡単にどこでも聴ける時代。新しい技術は大事だけれど、そんな時代にも、こんなにも深くて豊かな世界がレコードにはある。だから僕たちが作る音楽も、レコードにフィットするものでありたい」という言葉通り、音の隙間も含め、いつにも増して生音の素晴らしさを味わえる作品である。「またこれからは、きっと零か百かの時代になると思う。こだわる人はとことんこだわって、こだわらない人は手軽に買えるものがいいという感じで」という言葉からも窺えるように、ダウンロード販売はナシ。レコードorサブスクという「零か百」の二択なのだ。ゆっくりと音楽を味わう、その時間の豊かさを改めて提示するような“うつらない”。「風街」への憧憬や味気なく変わってしまった都会の風景への諦念が滲む“歩いてみたら”。余計なものをそぎ落としたシンプルなバンドサウンドは、やはりアナログで聴きたくなる。(杉浦美恵)
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