運命は自ら切り開くもの

ヒトリエ『curved edge』
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ヒトリエ curved edge
2019年4月のwowaka急逝という困難を、シノダがボーカルを務める新体制で乗り越えライブ活動を展開してきたヒトリエ。そして、3人体制では初の新曲となる“curved edge”は、wowakaというアーティストの表現を「継承する」というよりはむしろ、シノダ/イガラシ/ゆーまおのプレイヤーとしての野性を最大限に解き放つことで、リスナーの中に確立されてきた「ヒトリエ像」に真っ向勝負を挑むような、アグレッシブな闘志に裏打ちされた楽曲だ。

それこそR&Bやヒップホップの如く鋭利なリズムを言葉で描き出しながら、あたかも居合抜きのように3人が音で斬り結び、一瞬一瞬の緊迫感と強靭なダイナミズムを体現しているのが印象的な、シノダ作詞・作曲による“curved edge”。《君ならどうすんの、駄作と解っても/消え去りたくない、壊されたくない》《期待しないは承知の上/常識なんて範囲外で》――暗雲を振り払って「その先」の運命を自ら切り開き始めた今のヒトリエの強さは、先の見えないこの時代においてはより眩しく映る。3人の新章の音を、もっともっと聴きたい。(高橋智樹)

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