この歌がひとつの物語のよう

菅田将暉『星を仰ぐ』
発売中
DIGITAL
菅田将暉 星を仰ぐ
ドラマ『君と世界が終わる日に』の主題歌。菅田将暉はドラマの演出家やプロデューサーらとの楽曲打ち合わせにも参加し、気鋭の新世代クリエイター・Mega Shinnosukeに楽曲を依頼。ドラマ主演の竹内涼真が「一度聴いただけで菅田くんが自分と響(主人公)に向けて歌ってくれた曲だとわかりました」と語るほど、この楽曲はストレートにドラマの主人公に寄り添う。寄り添うというよりも響自身が迷いながら、悲しみを背負いながら、生の光を求めていくような楽曲だ。内省的な思考の中で抑えようもなく溢れる感情を見事に歌い切る菅田の歌唱が沁みる。やりきれない思いや心の揺れがそのまま現れるような生々しい歌声は、それだけでひとつの物語だ。その世界を楽曲で表現したMega Shinnosukeは、まだ20歳のアーティスト。ドラマの主人公にぴたりと重なる歌詞でありながら、今の時代を生きる人々の思いに寄り添うバラードとして完成しているのが素晴らしい。儚さと思いの強さが同居する《限りあるものが星になってゆくまで居れたら/君と居れたら》という言葉の深さを噛みしめる。(杉浦美恵)

公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする