クレイジーなハイパーポップを、子どもでも楽しめる形に落とし込んだ“鍋奉行”を筆頭に、詩羽のキャラクター全開の“赤ずきん”、七福神の絶妙な描写に舌を巻く“七福神”、作品の背景に感動さえ覚える“金剛力士像”、車道と忍者をかけた視点が最強な“シャドウ”、そして、「確かに、かわいいだけじゃないかもね!」(=常識を疑え)というメッセージを感じる“ティンカーベル”。すべてに、毒+ユーモア+緻密な情報という方程式が見える歌詞と、その答えともいえるトラックが活かされている。タイトルに相応しい、うさぎ年のスター誕生だ。(高橋美穂)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年6月号より抜粋)
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