この発表で、櫻井和寿、宮本浩次、Salyu、青葉市子の出演が決定した。なお、同イベントは、日本の音楽のオリジナリティである「詩」が果たしてきた文学的な役割に着目し、様々な時代の名曲に浸ってもらえる時間と空間を展開するイベントとのこと。
本日6月5日(木)より、各プレイガイドにてチケットの先行受付が開始されている。
【小林武史 コメント】
言葉と旋律、場、その汽水域
アートからの視点で捉えると、日本の音楽、歌の中で最もオリジナルなものは、歌詞、言葉ではないだろうか。
この数十年、歌唱や演奏表現を通して、歌が文学的な役割を果たしてきたことも含めながら、言葉と旋律の美しくも、時には毒をも持ち合わせた多彩なタペストリーを、Reborn-Art の中心地である石巻市でお届けしようと思う。
刺激的な演出やグルーヴ感のあるビートは抑え気味になるだろうが、本来のアーティスティックな楽曲、名曲の数々にどっぷりと浸ってもらえる、そんな二夜のコンサートにしたい。
平成の中でも忘れられぬ事として東日本大震災があるが、そこから新しい年号の序章のような時期に、様々な時代に思いを馳せながら、希望を託しながら、紡いでいきたい。
小林武史
また、同イベントの系列として『四次元の賢治 -完結編-』も上演される。同作は、宮沢賢治の諸作をベースに思想家・中沢新一が脚本を書き下ろし、小林武史がオペラに仕上げた舞台作品で、俳優・満島真之介や水曜日のカンパネラ・コムアイなどの出演が決定している。詳しくはこちら。
●イベント情報
「転がる、詩」
8月3日(土) 開場16:00/開演17:00/終演19:00(予定)
8月4日(日) 開場15:00/開演16:00/終演18:00(予定)
会場:石巻市総合体育館
出演:櫻井和寿・宮本浩次・Salyu・青葉市子/小林武史(keyboards)・名越由貴夫(guitar)・TOKIE(bass)・椎野恭一(drums)・四家卯大(cello)・沖祥子(violin)