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1年前にNTTドコモ・スタジオ&ライブとeggmanが共同で開催したオーディションでグランプリを獲得後、続々とリリースを重ねてきたサカキナオ。第6弾の今作は、死と生の意味を問い直していく、又吉直樹原作・脚本のショートドラマ『死生の峠』の主題歌。ドラマと同じ死生観という大きなテーマを歌った曲ではあるが、より身近な日々の目標=「命(メイ)」を貫くためのメッセージとしても突き刺さった。誰しも大なり小なり目的や理想を持ち、そこに向けてやるべきことを頭の中では理解している。でもゴールまで一貫するタフさは、なかなか持てるものではない。この曲でサカキナオも《最適解を手放しちまってんさ》とその正解を辿ることへの難しさに同調しているが、一方で《滅入って生きるくらいなら/せいぜい足掻いて生き晒せ》と、くよくよした生き方を一蹴。ソリッドなギターサウンドとファンキーで力強い歌声、鋭く刺さる音圧も相まって、「それでも使命に向かって泥臭く生きていこうぜ」と鼓舞してくれる、攻撃力抜群の一曲だ。(成瀬諒花)(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年12月号より)
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