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デビュー5周年を記念して行われた2025年3月の日本武道館ワンマンは同時に、痛みと孤独そのものをクールで鮮烈なポップアートへ昇華するDUSTCELLの訴求力を証明する決定的瞬間でもあった。そして、DUSTCELL自身にとっても大きな進化の足跡を刻んだ2025年の最後にリリースされたのが、『光』以来1年5ヶ月ぶり・4作目のアルバムとなる今作『碧い海』。“表情差分”や“畢竟”“灯火”といったシングル曲はもちろん、ポストロック×ドラムンベースの音像越しに《忘れられない痛みでさえも/君となら越えていける気がして》と切迫した想いを歌う“青”、《音楽に塗れ生きる/他は何もできないから》と自らの赤裸々な核心を吐露する“音楽”など、その歌と音の精度を日々高めつつあるEMA&Misumiの「今」が高純度で凝縮されている。そして、今作の最後に収録された“心臓”。《すべてはつながりひとつに/いつか還る時が来るまで/今を生きていく》というコーラスに託された切実な祈りと覚悟が、深く強く胸に響く。(高橋智樹)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年2月号より)
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