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スカパラの世界にフィーチャリング相手を巻き込んだコラボ作とは違い、戦うように一緒に音楽を作る「VS.シリーズ」の全楽曲、プラス新曲を収録した今作。浅井健一がボーカリストのみならずアジテーターのように色気を発揮する、ライブ感たっぷりの“盗まれたZIPANGU”など、ジャンルやキャリアを越えたミュージシャンたちとのバチバチ感に心身が弾む。それに加えて、長年トロンボーンを担当した北原雅彦のバンド活動終了が発表された今、インストの“Once In A Lifetime”にも惹かれてしまう。今作でVSしたミュージシャンはもちろん、メンバーやファンやバンドにまつわるすべての人との「一期一会」を、スカパラは大切にしてきたのだ、と。人情味あふれるメロディと躍動的なビートを聴いていると、メンバーチェンジが多かった初期から、国内外での奮闘、さらに悲しい別れを経験し、リスペクトを受ける存在になるまでの道のりを、9人が楽器で語り合っているように感じる。旅立ちを踊りながら、泣きながら見送りたい。(高橋美穂)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年6月号より)『ROCKIN'ON JAPAN』6月号のご購入はこちら
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