「LANA LIVE TOUR 2026 “DIAMONDS IN THE SKY”」、国立代々木競技場 第一体育館公演。最高の空の旅だった。
ツアータイトルの「DIAMONDS IN THE SKY」というコンセプトが一本の軸として貫かれたエンターテインメントショーとして最高に楽しかったし、そのすべてにLANAという人の魅力とアーティストとしての圧倒的なパワーが宿っていた。
華やかな演出で魅せる瞬間もあれば、歌声だけで圧倒する瞬間もある。パフォーマンスから演出まで、すべてが一級品なのにステージの上にいるLANAはいつだってどこまでも自然体。このスタイルのまま1万人の心と体を掌の上で踊らせるアーティストは、広いシーンを見渡してもLANAだけじゃないか。
ライブ中には、熊本地震の被害についてずっと考えていたこと、そして今回のツアー収益の一部を被災地へ寄付すると決めたことも伝えられた。誰かの痛みに思いを寄せ、それをまっすぐ行動へと移す。そんなLANAの人柄もまた、この日のステージに満ちていた。
明日8月5日のファイナルはABEMAで生中継されるのでそちらをぜひ観てほしいけれど、1曲だけネタバレするなら、ドラマ『一次元の挿し木』の主題歌“Truth in the dark”の初披露について。スリリングに展開していくメロディの上で、葛藤と信念が激しくせめぎ合う楽曲を、歌声でねじ伏せるようなボーカルが凄まじかった。楽曲はこのあと8月5日に配信リリース。ライブの興奮も冷めやらぬまま音源で聴けるのが楽しみ。(畑雄介)