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HIP-HOPアーティストとして史上最年少でアリーナツアーを実現したLANA。その横浜公演が、マジで最高だった。4月の日本武道館公演は、人生をありのまま見せつけるようなドキュメントとして胸をぎゅっと掴まれたけど、今回のアリーナではそのリアルさを残したまま、歌のパワーと佇まいの存在感でライブを極上のエンターテインメントに仕上げてきた。そのライブの真ん中にあったのが、EP『Like a Flower』。LANA自身が心から楽しんで作ったことが伝わってくる5曲には、ド派手なホーンとドラムロールに乗せてハスキーキュートなこぶしが炸裂する“華”、LANAのロックスピリットをグランジにまで昇華した表題曲“Like a Flower”など、色とりどりの花が咲き誇っている。EP全体を通して感じるのは、反骨精神や不屈のパワーでガンガン突き進む「強さ」じゃなくて、自然体でラフな姿のまま、うちらのそばに咲くLANAの「しなやか」なあり方。それはまるで《花のせせらぎ》(“華”)みたいに、優しくて清らかな美しさで流れている。(畑雄介)(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年12月号より)
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