現在発売中のロッキング・オン2月号では、ザ・ストロークスのインタビューを掲載。
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「当時は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの作品すべててを聴いていた。中でもジュリアンが一番気に入っていたのが『ローデッド』で、気がつくと、あのアルバムにあるような、シンプルでメロディアスな曲を書き始めたんだ」
00年当時、ザ・ストロークスはニューヨークで認められようともがく、ありがちなインディバンドのひとつと言われそうな状況にあった。「地元のシーンで多少なりとも成功できればいいな、って。望みはそれだけだった」と、ボーカルのジュリアン・カサブランカスは振り返る。「俺たちの中ではそこそこ手応えがあったけれど、街全体を巻き込んだムーブメントに関わっている実感はなかったね」
全員がニューヨーク育ちで、名門プライベートスクール出身のジュリアン、アルバート・ハモンド・ジュニア(G)、ニック、ニコライ・フレイチャー(B)、ファブリジオ・モレッティ(Dr)の5人からなるストロークスは、2年にわたるニューヨークでのライブ活動の末、00年9月、イースト・ビレッジにあるゴードン・ラファエルのスタジオに足を踏み入れた。5人はここで、3つのトラックのデモを作り始める。その3曲とはすなわち、“ザ・モダン・エイジ”、“ラスト・ナイト”、“ベアリー・リーガル”だ。この時のスタジオ利用料は300ドルだった。
「あのレコードの曲は、やろうとしていたことすべて、俺たち5人全員が100%納得できるものになっていた」とギタリストのニックは振り返る。「ここから先、あそこまで一致した目標を掲げられる時があるかな?と思うくらいにね」
こうして作られたEP『ザ・モダン・エイジ』は大ヒットし、急速に大きな影響を音楽シーンに及ぼしていった。ダンスミュージックが席巻していたニューヨークに、この作品はもうひとつの魅力的な選択肢を示すものとなった。それこそ、70年代末にこの街で主流だったギターロックの伝統を、タイトル通り「現代という時代(モダン・エイジ)」向けに巧みにバージョンアップした音楽だ。
デビューアルバム『イズ・ディス・イット』に向けて、バンドが楽曲を磨き上げていたころには、ストロークスはほぼ独力でギターロックルネッサンスを先導していた。その影響は、ザ・ホワイト・ストライプスからアークティック・モンキーズまで、あらゆるバンドに及んだ。
(以下、本誌記事へ続く)
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