ネイキッドなカバーが伝えるセンスと尺度

田淵智也『田淵智也』
発売中
ALBUM
田淵智也 田淵智也
UNISON SQUARE GARDENのほぼ全楽曲を手掛けるコンポーザーかつ「日本でいちばん見切れるベーシスト」として名を馳せ、LiSAなどのシンガーや声優、アイドルへの楽曲提供やプロデュースを手掛けるほか、THE KEBABSやQ-MHzのメンバーでもあるという、計り知れない才能とバイタリティを発揮してきた男が、生誕40周年の節目にリリースするカバーアルバム。ヒトリエのシノダやKEBABSの鈴木浩之といった盟友たちとともに自らベースも弾いたり、“Dancing Zombiez”(a flood of circle)や“四月のカーテン”(パスピエ)では原曲者の演奏にピンボーカルとして参加したり、“KOIKI”(赤い公園)では津野米咲の愛器を所持するBase Ball Bear・小出祐介がギターで参加していたり、まず顔ぶれが面白い。やわらかで清涼な歌声はなんだかクセになるし、原曲に寄せていくボーカルスタイルの幅も聴きどころ。ルーツからこれまでの交友関係、直近のワークスまで網羅したバラエティ豊かなトラックリストが、音楽家・田淵智也の実像をより立体的に感じさせるはずだ。(風間大洋)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年2月号より)


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