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いかにも、今の日本の若い世代のギターバンド、と思える要素がいろいろあるバンドだから、現行のシーンから浮かない。スッとなじめる。という一方で、今の日本の若い世代のギターバンドの、他の誰もやらないしやれない要素が、楽曲のそもそもの軸になっているバンドだから、現行のシーンになじめるが、そこに「埋もれる」ことはない。というところが、ほんとに絶妙なバンドだなあ、と、その存在を知った頃から思っていたが、その絶妙さを維持したままでここまで来たかあ、と言いたくなる新しいミニアルバム。4月に出た“ツツジの枯れる頃には”と、新曲4曲を収録。その特異さが最もわかりやすく表れているのは歌詞だが、他と比較するとあきらかに言葉数が多いその歌詞を、こんなに心地よく聴かせることに成功しているメロディやアレンジ、曲展開や構成や演奏も、実は同じくらい特異だと思う。メジャーデビューとかあんまり関係ない時代になって久しいが、このバンドの場合は、1年前のメジャーデビューを境に、ジャンプアップしている気がする。(兵庫慎司)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年10月号より)
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