確かに、1曲目から超キャッチーという感じではないが、2曲目のリズム・プログラムの雰囲気が、故・ロバート・パーマーの隠れ名盤『プライド』に似た感じで、個人的にはそこからグンと引き込まれた。他のナンバーも、続く3曲目のコーラスとか最終曲のリフなど、これ見よがしではない程度に民族音楽(というより民謡)の要素が混ぜ込まれていて、そこも『プライド』っぽい。何よりシンセの音色がソフトなのと、ボーカルがナヨっちいのがポイントだと思う。近年の80sリバイバルでは、ポスト・パンク系の尖った音か、チープでキッチュな感じばっかり再利用されていたから、こっちを持ってこられたのは、なかなか新鮮だった。まあ個人的にノスタルジアな部分でツボだというのが大きいのかもしれないが、その要素を現代的に再構築する手腕はかなりのものなので、まずは聴いてみて。(鈴木喜之)
アラフォーにもお薦め
イェーセイヤー『オッド・ブラッド』
2010年05月19日発売
2010年05月19日発売
ALBUM
確かに、1曲目から超キャッチーという感じではないが、2曲目のリズム・プログラムの雰囲気が、故・ロバート・パーマーの隠れ名盤『プライド』に似た感じで、個人的にはそこからグンと引き込まれた。他のナンバーも、続く3曲目のコーラスとか最終曲のリフなど、これ見よがしではない程度に民族音楽(というより民謡)の要素が混ぜ込まれていて、そこも『プライド』っぽい。何よりシンセの音色がソフトなのと、ボーカルがナヨっちいのがポイントだと思う。近年の80sリバイバルでは、ポスト・パンク系の尖った音か、チープでキッチュな感じばっかり再利用されていたから、こっちを持ってこられたのは、なかなか新鮮だった。まあ個人的にノスタルジアな部分でツボだというのが大きいのかもしれないが、その要素を現代的に再構築する手腕はかなりのものなので、まずは聴いてみて。(鈴木喜之)