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ストーン・サワー『オーディオ・シークレシー』
ストーン・サワー オーディオ・シークレシー
全米4位を記録した前作『カム・ホワット(エヴァー)・メイ』から4年、コリィ・テイラー率いるストーン・サワーが3作目の新作を作り上げて再び動き出した。今作を聴くと、先月久々の新作をリリースしたマーダードールズに続き、スリップノットがいかに多才なミュージシャンの集まりであるかを再認識させられる。そもそもコリィとジムにとってはこのバンドが先にあったわけで、自らの基点となるバンドがこうして大きく羽ばたいていくことには特別な感慨があるに違いない。前作でアイデンティティを築いた自信が今作の楽曲の多様性に表われていて、これまで以上に自由な空気を感じる。ピアノのインストゥルメンタル曲から一転、ヘヴィなリフとドラムが炸裂する幕開けからして衝撃で、さらに中盤ではドラマチックに表情を変えて、美しいバラードのM8で繊細な顔を見せたと思ったら、次の曲では獰猛なヘヴィネスで襲い掛かり、その次はまたテンポを落として大人の渋みを見せつける。全曲に共通しているのはどれも正真正銘の本物であることで、コリィにとってこのバンドがなくてはならない存在だと実証するアルバムだ。(網田有紀子)
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