ストリングス・トリオCHI 2 Stringsをゲストに迎えての3年ぶり、通算7枚目となるアルバムにはこれまで以上にアグレッシブさがむき出しの曲と、その対極にある癒しや安らぎの要素が混ざり合っているが、その象徴がオープニングの“ア・ニュー・ロンドン・アイ”だ。巨大観覧車と向かい合い自分たちのアイデンティティを強烈に主張すると同時に、ストリングスの甘美な音が絡まることで胸の奥深くからわき起こる昂揚感が特別だ。そこから東京への思いも歌い込んだ“ロンドン・トゥ・トウキョウ”、リード・トラック“ア・ヒストリー・オブ・ナウ”、オリジナル・メンバーのDr.ダスが参加した曲などが猛然と押し寄せるがその合間を縫うようにストリングスを効果的に使ったミディアムものの味わいが深い。2011年3月の来日は期待値マックスとなった。(大鷹俊一)
来日公演、期待値マックス
エイジアン・ダブ・ファウンデイション『ア・ヒストリー・オブ・ナウ』』
2011年01月19日発売
2011年01月19日発売
ALBUM
ストリングス・トリオCHI 2 Stringsをゲストに迎えての3年ぶり、通算7枚目となるアルバムにはこれまで以上にアグレッシブさがむき出しの曲と、その対極にある癒しや安らぎの要素が混ざり合っているが、その象徴がオープニングの“ア・ニュー・ロンドン・アイ”だ。巨大観覧車と向かい合い自分たちのアイデンティティを強烈に主張すると同時に、ストリングスの甘美な音が絡まることで胸の奥深くからわき起こる昂揚感が特別だ。そこから東京への思いも歌い込んだ“ロンドン・トゥ・トウキョウ”、リード・トラック“ア・ヒストリー・オブ・ナウ”、オリジナル・メンバーのDr.ダスが参加した曲などが猛然と押し寄せるがその合間を縫うようにストリングスを効果的に使ったミディアムものの味わいが深い。2011年3月の来日は期待値マックスとなった。(大鷹俊一)