世界が相手だ

オール・タイム・ロウ『ダーティ・ワーク』
オール・タイム・ロウ ダーティ・ワーク
米『オルタナティヴ・プレス』誌が今年最も期待する新作に選んだ、オール・タイム・ロウのメジャー・デビュー作。09年の前作『ナッシング・パーソナル』が全米チャート初登場4位を記録、日本でも去年のサマソニでメイン・ステージに登場するなど着実にファンを増やしている彼らだけに、満を持しすぎと思えるほどだが、ありったけの期待を込めて臨んでも裏切られようがないキラー・チューン満載のアルバムに仕上がっている。ポップ・パンク・シーンの活性化のみならず、メインストリームへ乗り込む気合い満々の潔いポップネスが痛快。3人のプロデューサーと組んだことでスケール感もアップ、さらにリヴァースとの共作やザ・サウンズのマーヤがゲスト参加する曲もあったり、自らの枠にとどまらないチャレンジ精神と「俺たちこんなこともできるぜ!」という自信がサウンドの端々から伝わってくる。アコギのバラードや、ちょっとエレクトロなダンス・ナンバーもあるし、デフ・レパードへのオマージュ(!)のスタジアム・ロックもあって、彼らがずっと作りたかったアルバムはこれなんだろうと思う。9月に来日公演決定!(網田有紀子)
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