アルバムのリリースにより彼らの正体がよりクリアになるわけではなく、むしろライのアンドロジナスな傾向は増幅している。話題になるのはシャーデーそっくりのヴォーカルの声だが、それより歌詞が興味深い。内容は愛を焦がれるものが多いのだが、いちいちそれが受動的なのだ。「おまえが欲しい」ではなく、「ぼくのことを愛して欲しい」。男によるこの感性、自分は大歓迎だ。 (内田亮)
男女平等
ライ『ウーマン』
2013年07月10日発売
2013年07月10日発売
ALBUM
アルバムのリリースにより彼らの正体がよりクリアになるわけではなく、むしろライのアンドロジナスな傾向は増幅している。話題になるのはシャーデーそっくりのヴォーカルの声だが、それより歌詞が興味深い。内容は愛を焦がれるものが多いのだが、いちいちそれが受動的なのだ。「おまえが欲しい」ではなく、「ぼくのことを愛して欲しい」。男によるこの感性、自分は大歓迎だ。 (内田亮)