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2015年、新たなる「欲望」の季節を語る
5周年イヤーとなる2015年、MAN WITH A MISSIONはまずシングル『Seven Deadly Sins』をリリースする。実に素晴らしいシングルで、ひと言で言ってしまうならば、これは「メロディ」のシングルである。これまでの良さともまた違う。言うなれば、ひとつのメロディがメロディに寄り添う完璧な言葉を呼び、その結果、過去最高に強い、堂々たる王道メロディが鳴り響いている。メロディもいいよね、ではなく、メロディがいいのである。この変化は大きい。
では、この変化と進化を生んだものは何だったのか。アメリカを代表するプロデューサー、ドン・ギルモアとの仕事がいかに実りあるものだったのか。ジャン・ケン・ジョニーはいつも以上に熱く語ってくれた。(発言は編集部で翻訳しています)
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ほんとにメロディなんですよ。メロディって実は音符だけじゃなくて言葉そのものだったりして。我々も最初はね、簡略化してる、シンプルにしてるっていう作業にばっかり注目してしまいがちだったんですけれども、結果的に何をしたかったかっていうと、言葉をきっちり伝えることだと
音楽に善し悪しがあるとは思わないですけれども、時代を超えて愛せる音楽というのはやはり、原始的な相手の快楽というか、相手が求めてるものをきっちり理解しているものだと思うんですよ
ロックが良かった時代というのも知ってますし、それを見てきたということもありますけども。ただまだね、『ロックミュージックはもっとすげえことができるんだぞ』っていうことを自分たちに言い聞かせながらも、みなさまに見せたいっていうのも動機のひとつでもありますので
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まあメロディを咀嚼できるような状態に確実にするといいますか。そこに我々も考え方をシフトしましたね。普段ももちろんやりすぎた部分に関しては自分たちで引き算することもありましたけれども、まあ圧倒的に大胆ですよね、引き算が
作ってる側からすれば、「え、マジで?」みたいな(笑)。「そこ削っちゃう? すげえ恥ずかしいんだけど!」みたいな感じになることも多いと思うんですけどね。結果、体脂肪率どんなもんでしょう。7%ぐらいですか。なかなかいい体してますよね
(『Seven Deadly Sins』収録曲”Dive”について)正直、実験というか(笑)。それがこうなって、単純にびっくりしましたよね。リズムをちょっと変えたり、かなりコテコテにやった曲でもあったので。それこそ嬉しかったというか、「ああ、まだまだやれることがいっぱいあるな」っていうマインドにはなりましたね
続きは2015年1月30日(金)発売のロッキング・オン・ジャパン 3月号で!
- ROCKIN’ON JAPAN 2015年3月号
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