スコット&リバース×ジャン・ケン・ジョニー 国境を超えたスペシャル対談!

スコット&リバー x ジャン・ケン・ジョニー

根っこはロックで変わらないんだけど、それが興味持たれるのかは好奇心があるし、挑戦し甲斐がある(ジャン・ケン・ジョニー)

――今度は逆に、ジャン・ケンさんから見て、海外でライブをやる面白さや、洋楽の影響を織り交ぜて音楽を作る面白さを語っていただけますか?

ジャン・ケン・ジョニー そうですね、自分たちの拠点は日本ですけど、そこで最初に影響を受けた音楽っていうと、洋楽だと思うんです。だから、切っても切れないんですよ、自分たちのエッセンスは。もちろん、和的なものが入ってるかもしれないけど。それが融合したものは、実際にアメリカやヨーロッパに行った時に受けるのかな?っていう好奇心が、海外ツアーのデカい動機ですね。ずっと聴いてた音楽と、今の時代に流れているものを、自分たちが持っているエッセンスで融合させてみて、根っこはロックで変わらないんですけど、それが今の時代に通用しているのかどうかとか、興味持たれるのかどうかは、好奇心がありますし、挑戦し甲斐があるところです。それが楽しみで海外に足を運んでいますね。

――最初に海外でリアクションを目の当たりにして、どうでした?

ジャン・ケン・ジョニー まあ正直まだ走り始めたばかりで、やるべきことはいっぱいあると思うんですけど、少なくとも同じ時代に生きている……僕らは狼ですけど(笑)、生命体なので、共通するところも多かったりしますよね。自分たちの音楽に興味を持ってくれる人を見つけると。結局のところ、それが目的でずっとバンドをやっているところもありますので。こういうの好きでしょ? 自分たちはこういうのも好きです、どうだい?っていうことの繰り返しだと思うんですけど、例えばロシアやブルガリアはすごく遠い国なのに、そういうコミュニケーションが2~300人とできているのはありがたいですね。

――さっきスコットさんが日本はカラオケ、アメリカは踊るっていう音楽に対する目的の話をしていましたけれど、ジャン・ケンさんが海外ライブを行う際に、そういうノリの違いは感じますか?

ジャン・ケン・ジョニー そうですね。肉体的な反応の速さは海外のオーディエンスの方があるのかな、と思います。ただ、どこに行ったって熱狂的に騒ぐ奴はいるんですけど、全体的に見たら速度は海外が速いのかな。

――じゃあ、スコットさん、リバースさんから見て、日本のオーディエンスはよく歌ってくれると思います? 最近もライブをやったばかりですけど。

スコット 歌詞も日本語だから、すぐに覚えてくれますね。まあ、この前のライブはアルバムの(発売の)何日後だから、まだ染み込んでない感じだったけど。日本のファンはすごくRespectful。ずーっと観てくれるし、曲と曲の間はすごく静かになるし。海外だと、ジャン・ケンさん、どう思う? ずーっと携帯見たり、友達と話したりしてるよね?

ジャン・ケン・ジョニー (笑)。完全に興味を持っている人と持っていない人の差が激しいですね、確かに。

スコット それが一番びっくりした。日本で、曲と曲の間にシーン!ってなるの。(アメリカでは)絶対ない!

寝る時間に子供を追いかけて、急にこの歌を思い浮かんだ。子供は服を替えることは興味がない(リバース)

――『ニマイメ』のお話も伺いたいのですが、ジャン・ケンさん、聴いてみた感想を。

ジャン・ケン・ジョニー 前の作品からもそうなんですけど、ずっと日本で音楽を聴いているお客さんたち以上に、日本の音楽にほれ込んでいる姿と、楽しんでいろいろやっている様子を見ると、すごく心強いなと思いますね。アメリカで、世界で、ずっと音楽をやってきたふたりが、日本の音楽にほれ込んで、これめちゃくちゃクールじゃんって楽しんでいる姿を見ると。いろんなバンドがクロスオーバーさせようとするじゃないですか。日本のバンドが海外行ったり。そことは違うベクトルでやられていますけど、ものすごく勇気をもらえるというか、頼もしいなと思います。

――“スコリバのテーマ”は特に、これからも続いていく宣言のようにも聴こえてきますし、まだまだ楽しみですよね。この曲はライブでも盛り上がるんじゃないですか?

スコット 盛り上がりますね。これは、前のツアーで“ドラえもんのうた”を歌っていたんだけど、マネージャーから今回のツアーは違う曲にして欲しいって言われて、短くて速くてノリがいい曲を作ろうと思ったからです。

――あと、ボーナストラックの“パンツ脱ぐ”が衝撃的でした(笑)。

スコット それはね、リバースの日本語の歌詞デビュー。

リバース 自分で書きました。

――へえー!

リバース 寝る時間に子供を追いかけて、急にこの歌を思い浮かんだ。子供は服を替えることは興味がない。

――そんなきっかけがあったんですね(笑)。これからリバースさんにも、もっと日本語詞を書いて欲しいですね。

リバース たくさんの歌がある、ほんとは。♪おひさしぶーり、おひさしぶーりだね……。

スコット 子供番組的な曲。

リバース ♪やけてよー、やけてよー。

――それは?

リバース うちの歌。生活の歌。

――なるほど(笑)。スコットさんも、リバースさんに日本語詞を書いて欲しいと思います?

スコット そうだね。こんな感じの、面白いから。

――そして、またスコット&リバースとMWAMの共演も観たいです。

ジャン・ケン・ジョニー ぜひぜひ。やらせていただきたいです!

スコット やりたいね!

提供:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

企画・制作:RO69編集部

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