完全独占! ソロ始動、第一声インタヴュー!!
昨年12月22日に、キャリア初の日本武道館公演を成功させたthe HIATUS。それはメンバー個々の創造性と肉体性を徹底的に研ぎ澄ませることで、まさに唯一無二の軌跡を描いてきたオルタナティヴ・ロックバンドである彼らが、5年間の集大成を新たな可能性へと繋げる圧倒的なステージだった──。そして、そのフロントマンである細美武士が、2015年の本格的活動としてソロ活動を宣言した。ソロのために新たな曲を書き、バンドメンバーを集める、その真意とは? 『ロッキング・オン・ジャパン』のみに語られた完全独占、第一声インタビュー!!
武道館は、準備にものすごい時間をかけたし、そこに至るまでに自分たちの今のライヴスタッフとの関係をずっと作ってきた5年間でもあった。そこが全部準備できて、あのステージに立った時点で、俺のやりたいことはほぼ終わってた
暇さえあればスタジオ入って、ひとりで曲を書いてたんですよ。サクッと言ってしまえば、ソロを1枚作ろうと思って。で、メンバーにも『来年こんなタイム感で考えてるけど、その前にソロ1枚作っても大丈夫?』って訊いて。『それは全然やって』みたいなことを言ってくれたんで、ソロを作ってます、今
the HIATUSにもっともっとマニアックな作曲をできるようにする為に、俺のエゴをどっかでもうちょっと抜かないといけないかなっていうのがあって。どう言ってもうまく説明しきれない気がするけど……ひとりで全部作ったら、どんなものが作れるのかっていうことを、はっきりさせておきたいなっていう気分がある
新しいバンド名を考えてるんだけど、バンド名をつける才能がどうもなくて。何かかっこいいの欲しいなって。だから、ソロって俺が言ってるのは、作曲に誰にも口出しをさせないとか、音に関しては好きなようにやらせてくれとか、そういう部分で。ライヴに関してはもう、何でもいいんだよね
どう演奏しても、ビートが走ろうが揺れようが、メンバーの誰かが二日酔いだろうがどうやったって、気持ちが盛り上がってしまう曲にすればいいんでしょっていう感じで作ってます。あと5曲ぐらいは書き足したいけど、今はそれを楽しんでやってる感じ
やっぱりちょっとひねた感じがないとダメなんだなと思って、久々に部屋を真っ暗にして。PCのボヤーッとしたスクリーンで真夜中、特に午前3時ぐらいを回ると、誰からも携帯に連絡こなくなるんで、それから朝7時ぐらいまでが一番良い、世界と隔絶された、誰もいない人生の瞬間みたいな。そこで曲を書いてます
錬金術みたいなもんだから。時間もプライベートも、全部かなぐり捨てて。炉みたいなものにぶち込んで、グツグツグツグツ煮て、最後にひとかけらコロッて出てくる、それをアルバムの曲数分出てくるまで放り込むっていう。久々にそれをやってるっていう感じがして、楽しいです
続きは2015年1月30日(金)発売のロッキング・オン・ジャパン 3月号で!
- ROCKIN’ON JAPAN 2015年3月号
世界を見据える新作『35xxxv』をTakaが語る!
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