ZEDDプロデュース高解像度ヘッドフォンであの名盤を聴いてみた!

ゼッド

4月29日(土)・30日(日)にZOZO マリンスタジアム&幕張海浜公園EDC特設会場にて開催される『EDC Japan 2017』での来日が目前に迫ったZEDD(ゼッド)。今や押しも押されもせぬ世界的な人気を誇る彼が、なんと日本のメーカーと共同開発したヘッドフォンを発売することになった。高解像度リスニングヘッドフォンDouble Zero 001(読み方:ダブルゼロワン)だ。世界各国を飛び回りながら音楽制作を行うエレクトロニック系プロデューサーにとって、様々な環境での音の良し悪しを判断するのに欠かせないのがヘッドフォンという機材。この高解像度リスニングヘッドフォンDouble Zero 001は、手に取った瞬間、ゼッドの創作活動が目に浮かぶようなプロダクトだ。軽量かつコンパクトでフィット感も抜群、ホームユースはもちろんどこにでも連れて行きたくなるこのヘッドフォンで、早速様々なジャンルの名盤を聴いてみた。

名盤その1:オアシス『オアシス』

94年発売のデビュー・アルバム『オアシス』(原題:ディフィニトリー・メイビー)。全世界で500万枚、イギリスで200万枚以上のセールスを記録。オアシスが90年代のUKロックを代表する存在となり、更には世界の音楽シーンに彼らの名を知らしめた1枚。早速Double Zero 001を装着し聴いてみると、バンドが自分の周りで演奏しているかのような臨場感だ。なかでも“Rock 'n' Roll Star”では、有無を言わせないリアムのあのヴォーカルがダイレクトに耳に飛び込んでくる。仁王立ちのリアムが目に浮かぶよう。また、ヘヴィなリフから繊細な爪弾きまで、“Shakermaker”の表情豊かなギター・ワークを細部に至ってキャッチできる。アルバム・ジャケットさながら、ベッドルームのど真ん中に寝転んで、メンバーが周りにいるのを妄想しながら聴いてみたい。

名盤その2:ディスクロージャー『セトル』

2013年リリース。全英アルバム・チャート、全米ダンス/エレクトロニック・チャート双方の頂点に立ち、2010年代のダンス・ミュージック・シーンの金字塔的作品となった1枚。 テン年代のダンス・ミュージックに顕著であるディープハウス、UKガラージといったダンス・ミュージックからの影響を感じさせるサウンド・プロダクション、気鋭シンガーとのコラボレーションがDouble Zero 001ではどう聴こえるのかを検証。印象的なのは綿密に作り込まれたトラックと、瑞々しいヴォーカルの対比の美しさだ。低音と高音の極上のバランスを体感でき、一気にディスクロージャーの音世界に引き込まれる“When A Fire Starts To Burn”、シンプルに続くビートに芳醇なサム・スミスのヴォーカルが一気に畳み掛けてくる “Latch”、サウンドがミルフィーユの様に多層的に展開していく様を体験出来る“F For You”など、何度でも聴いてそのサウンドの妙を体感したい。

名盤その3.リンキン・パーク『メテオラ』

ミクスチャー・ロック、ヘヴィ・ロックというジャンルの垣根を超え続け、アルバムを重ねるごとに進化し続けるリンキン・パーク。今回は、メロディアスな楽曲が数多く収録され、バンドが時代を超越する作品を目標として制作したセカンド・アルバム『メテオラ』をDouble Zero 001で聴いてみた。浮かび上がるようなメロディと、高音・中音・低音それぞれが独立し、なおかつ我々を包み込んでくれるような体験は唯一無二。圧巻なのが“Numb”で、歌とラップの静と動の対比、ヘヴィなギターを心ゆくまで堪能できる。“Faint”でのストリングスをはじめ、繊細な表現が余すところなく耳に届き、聴けば聴くほど新しいリスニング体験ができそうだ。

名盤その4.クイーン『オペラ座の夜』

数あるクイーンのアルバムのなかでも今回は、代表作“Bohemian Rhapsody”が収録されている1975年発表の4作目をチョイス。最新技術を駆使した機材Double Zero 001で、時代を超えて愛聴される名盤がどう蘇るのかを確認すべく試聴。今では実際に見ることの叶わないフレディ・マーキュリーの姿が眼前に広がりライブを繰り広げているかのような壮大なスケール感だ。特筆すべきはやはり“Bohemian Rhapsody”で、フレディのヴォーカルがライブ感たっぷりに届くのはもちろん、ギター、ベース、ドラム、ピアノ、各楽器の表情の豊かさ、また、エモーショナルな余韻部分もじっくり堪能することができる。楽曲のもつエネルギーをダイレクトに感じさせる再現性を誇る“Death On Two Legs”も聴きどころだ。タイムレスな名盤の魅力と最新機材の出会いに感動させられる。

名盤その5.ジェイムス・ブレイク『ジェイムス・ブレイク』

2010年にリリースされた『CMYK』『Limit To Your Love』、及び2011年発表の本作で「ポスト・ダブステップの貴公子」なる異名を轟かせ鮮烈なデビューを果たしたジェイムス・ブレイク。クラブ・シーンを飛び出しポップ・フィールドでも活躍して久しい彼の瑞々しい才能は、Double Zero 001でこそ味わってほしい。“Limit To Your Love”では、ジェイムスの代名詞とも呼べる重低音がどこまでも深く、ダークに響き渡る。彼の魅力のひとつである「声」についても、高音のかすれるようなものから独特の旋律まで、“I Never Learnt to Share”をはじめビビッドに体感できる。“The Wilhelm Scream”での、湖面に広がる波紋のようなポエティックなサウンドが手に取るように分かるのも圧巻だ。

名盤その6.ジャスティン・ビーバー『パーパス』

来日公演史上最大規模の単独公演も決定した新時代のポップ・スターが、2015年リリースしたサード・アルバム。スクリレックス・ディプロといった、ダンス・ミュージック・シーンで活躍するヒットメイカーを起用し自身のアーティスト性を全世界にアピールした渾身の一作。Double Zero 001が理想とするパワフルな重低音と繊細なディテールまで忠実に再現するクリアな高品質サウンドとの相性がバッチリだ。MVさながら壮大な自然をも思わせる音像を体感できる“I'll Show You”、ストリングスとダンス・ビート、それぞれのパワーが存分に伝わり楽曲に切ない躍動感を与える“What Do You Mean?”、去りゆく恋人を繋ぎ止めたいという微妙な心情を表す声を見事に再現する“Sorry”など、最先端のポップ・プロダクションを心ゆくまで堪能すべし。

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