アルバム『eureka』以来、音源としては実に1年ぶりとなるシングル『Squall』。
ウェットにエモーショナルに疾走していくメロディ、向かい風を突き抜けていくような、汚れるところのないGEN(Vo・B)の歌。メロと歌を盤石の体制で支え、彩る2本のギターとドラムのビート。キメやフレージング、各楽器のオブリガードもスリリングに絡み合っている。フォーリミのチャームにおいて足りないものはなく、リスナーが求めるフォーリミ像を表現し、かつ4人全員が過去の自分に向き合い、見事に更新している実感と自信が溢れている素晴らしい曲である。
2017年8月30日(水)発売の『ROCKIN'ON JAPAN』ではメンバー全員インタビューを敢行、今作について語ってもらっている。その中から発言の一部をお届けする。
インタビュー=小栁大輔 撮影=黒瀬康之
《生まれ変われ》っていうのが今回の一番大事なテーマかもしれないです。《先へ進め》とか、そういうことは言ってきたんですけど、《生まれ変われ》って、その人でしかないものじゃないですか。その人が生まれ変わるってことだから(GEN)
今回合宿をして、曲の種はいっぱい作ったんですけど、その中で一番メロディがよかったのが“Squall”で。“Squall”があったからこそ、他の2曲は振り切れたっていうのがありますね(HIROKAZ/G)
前は、俺も弾きたいしHIROKAZも弾きたいしって、グチャグチャになってる部分もあったけど、最近はほんとに曲を聴かせたいから、そうなると、やっぱり気になるんでちょっと抑えたりとかはしていますね(RYU-TA/G)
ずっと挑戦者じゃいけないと思うんです。まあ、もちろん強い先輩とか、悔しい思いをさせてくれる人がいるからそういう気持ちにもなるんですけど、いつまで負けてんだっていう気持ちにも変換できちゃうので、そろそろ勝った上で何か出さなきゃいけないものがあると思うんです(KOUHEI/Dr)
続きは2017年8月30日(水)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』10月号で!
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