【インタビュー】クジラ夜の街が、疲れてしまったあなたに送る“裏終電・敵前逃亡同盟”。待望の音源化についてメンバー全員にインタビュー!

ちょっとした命のやりとりみたいなものをあえて軽いタッチで描いて、「そこまで深刻に考えなくてもいいんだよ」っていうのを表現した

──“裏終電・敵前逃亡同盟”、すごくクリティカルな楽曲ができあがったと思います。

宮崎一晴(Vo・G) ありがとうございます。この曲はメジャーデビューが決まる前からできていた曲で、ライブではおなじみの曲なんですけど「ファンタジーを創るバンド」として、より引き出しを増やしていきたいなという思いで作った曲でした。キラキラしているだけじゃなく、ちょっと影のあるところにもスポットを当てていきたいというのと同時に、音楽的な挑戦でもありました。こういうジャジーでチルっぽい感じのものにチャレンジしてみるのも面白いかなと。

──具体的にはどれくらい前にできた曲なんですか?

宮崎 2年くらい前ですかね。アコースティック編成でのライブがあって、そこでこの曲を初おろししました。それが2021年の夏とか秋、ちょうど今くらいの時期で。バンドでやるのはもうちょっとあとでしたね。

──ともすれば、すごくヘヴィなテーマとなるものを、肩の力の抜けたファンタジー曲に落とし込んでいるのがユニークですよね。

宮崎 そこはいつものクジラ夜の街といいますか。やっぱりギャップが好きなんですよね。すごく荒廃した都市にめちゃくちゃきれいな星空が広がってるような世界観とか、最高と最低が混ぜ合わさったものが好きなので、今回もこうした、ちょっとした命のやりとりみたいなものをあえて軽いタッチで描いて、「そこまで深刻に考えなくてもいいんだよ」っていうのを表現したつもりです。

──秦さんはこの曲、どう感じました?

秦愛翔(Dr) 僕も終電で、ああつらいなあって思ったり考えたりすることがあるので、もちろんそれで(命を)投げ出そうとは思わないけど、そういうときにこの曲がサブスクで聴けたらすごくいいなって思いますね。現代社会にぴったりだと思うし、僕もまたつらくなったら聴こうと思います。

宮崎 ああいう場所は人の心がシリアスになってしまいがちだけど、バックグラウンドでこういう曲が流れ出したとしたら、どんな深刻なことも笑えちゃうんじゃないかなっていう。そういうブラックジョークみたいな気持ちで作りましたね。

山本薫(G) 僕は最初に聴いたとき、悪魔のように何かが語りかけてくる感じとか、タイトルの“裏終電”とか、ある意味、これまででいちばんファンタジーを包み隠さず出してる曲だなという印象があって。自分のプレイで言うと、そういう悪魔のような何かがいるというのを表現したくて、重いテーマでありつつも、かわいげをどう出していくかというのを考えるのがすごく楽しかったですね。

佐伯隼也(B) 僕自身は正直、つらいなあとか思うことが全然ない人間なんですけど、この曲は初めて聴いたときからずっと好きで。2年間ライブでやり続けた曲がようやく音源化できるっていうのがすごく嬉しいです。

これがいつか主流になってくれたら面白いですね。常に「ブームを作りたい」ということを意識しているバンドなので

──2年経ってようやく音源化のタイミングがきたというのはどういうことだったんでしょうか。

宮崎 佐伯さんとかはほんとこの曲が好きで、僕らのメジャーデビュー発表のタイミングで、デビュー作の収録曲を発表するときにも彼は、「“裏終電”が入ってないのが寂しいです」って言って変な空気になるっていうことがあったくらいで(笑)。1st EP『春めく私小説』に入れるかどうかはかなり悩んだ曲でもあるんです。でも僕としては、メジャーで華々しくデビューしたあとの変わり種というか、僕らの幅を見せるための、もう一段違った秘策として用意しておきたかったというのがありました。

──音源化するうえで、バンドサウンドのアレンジが変化した部分はありますか?

宮崎 ライブアレンジに関しては僕らの「いつも通り」で、ゆとりや隙間を持ってやっていて。曲として「頑張るな」というのがテーマなので、頑張らない感じの演奏をライブでは意識しているんですけど、レコーディングはその「頑張るな」というのを表現するために、いろいろ工夫しましたね。ベースに詰め物をしたりとか。

──詰め物?

佐伯 ベースの弦とボディの間にティッシュとかを詰めて、ちょっと音をミュートするというか。サスティンを抑える、音が伸びないようにしてブンッブンッブンッていう音を表現しました。

宮崎 ウッドベースっぽさもあるんですけど、それほどでなくてもいいなっていう、もっと乾いた感じでちょっと間抜けな音を出したいなっていうので、みんなで相談しながら音を探していきました。詰め物としてのティッシュも「もう1枚追加、もう1枚追加」とか言いながら(笑)。あと自分の歌も「そこでブレス入れる?」みたいなタイミングで入れたり。頑張って歌い上げるみたいなこととは違うなと思ったので、あえて気を抜いて歌いましたね。とにかく「頑張らない」というテーマに則して、肩の力を抜くというのはものすごく意識していました。自分の声は全編通してダブルにしているんですけど、それも人間味が出すぎないようにっていう。

──歌詞の内容に対してサウンドはどこか牧歌的で、その対比がすごくユニークなバランスで成立していますよね。

宮崎 スネアのスナッピーとかも、もうダルダルみたいな感じだったもんね。

 そうそう。リングミュートして、珍しくビンテージっぽいスネアの音を出して。そういうのも初挑戦でした。

──山本さんのギターがまた、いろいろなエフェクトで楽曲に表情をもたらしていると思うんですが。

山本 そうですね。今回は一晴のギターが入っていないので、サポートの鍵盤を含めて4人の音で構成されているんですけど、音数が少なくて、隙間を大事にしている曲なんですよね。でもスカスカになりすぎるのを防ぐために、ギターのリバーブとか、残響の具合は音と音との間が埋まるように調整したり。リバーブにしても、いつも足元はデジタルなものを使っているんですけど、この曲は他の楽器との馴染み方を考えて、アナログというか、テープエコーを使ってます。

──あと高田真路さんの鍵盤の音も、特に入りの部分はとてもユニークでした。

宮崎 そうですね。単純にビンテージサウンドみたいにしてもいいんだけど、あそこはフックになるものが必要だよなと思って、8ビットっぽい感じの絶妙な音から始めました。それがビンテージな音に変わったらミスマッチで面白いんじゃないかなと。8ビットサウンドは最近の音楽にはどんどん取り込まれていますけど、ビンテージサウンドとの組み合わせっていうのは、まだ僕は聴いたことがないですし。

──だから、この曲はジャンルは何?と言われると答えづらいところがあります。

宮崎 そこはほんとにクジラ夜の街っぽさというか。地下鉄を想像すると、電子音が鳴っているんだけど、トンネルの物々しさみたいなものを表現するうえではベストだったんじゃないかなと思いますね。ビンテージサウンドと8ビットサウンドっていうのは。意外とこれ掛け合わせられるんだなって。これがいつか主流になってくれたら面白いですね。常に「ブームを作りたい」ということを意識しているバンドなので。

──ホイッスルも入っていて。あれは秦さんですか?

 そうですね。サンバホイッスルを佐伯くんに誕生日プレゼントで買ってもらってたんですよ。僕は吹奏楽部だったので、当時はよくサンバホイッスルを吹いていました。今回、数年ぶりに吹く機会に恵まれて嬉しかったです。

──駅感がすごく出ましたね。

宮崎 そうですね。そう考えると駅っていろんな音が鳴ってるんだなあって。それがそのまま入ってる楽曲かも。駅ってほんと笛の音もあるし、人の雑踏もあるし、発車を告げるピコピコした音もあれば、電車の車輪が軋む音もある。あんなにいろんな音が鳴ってる場所って、もしかしたら他にないかもなと思うくらい。それを騒々しくなく、ちょっとだけミニマムに表現したのがこの曲なのかもしれないですね。

Photo by Ryohey

休符の多いこの楽曲は、少しずつ大人になっていっている自分たちが作り上げることに意味があったと思います

──駅員のアナウンスっぽい感じもあったり、細部にまでこだわって、駅という空間をバンドサウンドで表現するということに成功した楽曲だと思います。そして歌詞。命を投げ出してしまうのか、ずっとつらさを抱えたまま生きていくのかという二択ではなくて、第三の「逃げる」という選択肢を提示している楽曲ですよね。

宮崎 そうですね。悩みすぎると100か0かの二択しかないと思ってしまうから、きっと迷ってしまうんだと思うんですよ。視野が狭くなるほど、無理難題に自らはまりがちだなと思って。そういうときに、こういう力の抜けた回答を用意してあげたいという思いがありました。振り返れば自分たちの高校時代は、部活動でひどく先生に怒られたりとか、部全体で問題を起こしてしまったりとか、そういうシリアスな場面でこそ、部員全員が面白いことをして、いつもユーモアで切り抜けてきたよなっていうのがあって。僕の高校3年間ってそういう経験の宝庫だったので、ああいうユーモアややさしい気持ちで乗り切ることができるのって大事だなと。ちょっと笑い飛ばしてしまうような、悩んでいる人がいても、なんならその悩みごと笑って、やさしく包み込んであげるような曲があってもいいんじゃないかなと思い、歌詞を構築していきましたね。

──バンドが表現するものが、また一段上がった感じがしました。

宮崎 静かなものとか情報量の少ないものを表現するほうが、音楽的には圧倒的に難しいので。休符の多いこの楽曲は、少しずつ大人になっていっている自分たちが作り上げることに意味があったと思います。2年前、これを作った当時は、まだ音楽を仕事にしているという感覚ではなかったんですよ。今はミュージシャンとして、言わば仕事として向き合うようになっていたので、そもそもの向き合い方が変化しているというのもありますね。そういう意味で言うと、駅とか電車に対する愛憎みたいなものも、まったく違ったものになったのかな。大人になるにつれて「終電」というものへの理解というか、解像度がすごく上がった気がしています。

──各メンバーのプレイも、2年前と比べて表現できるものの幅が広がっている感覚がある?

 この曲に関しては、僕がこれまでやってこなかった音作りなんですよね。ドラムのフレーズを作るうえで自分が大切にしているのは、ドラムの面白さを最大限に伝えるということなんですけど、この曲に関しては引き算で、あくまで僕は主役じゃないんですよ。他の楽器を引き立たせることを意識しながら、でも僕の中ではドラムの面白さを表現しながら、また新しい形ができたと思いました。こういう自分のドラムもあるんだなって新鮮でしたね。

山本 自分の技術が上がったとか音作りの幅が広がったというのはもちろんなんですけど、自分の意識も変化していて。この2年間で隙間がある曲をどんどん好きになっていったんですよ。そういうのがレコーディングでも活かせるようになってきた。それまでは音を詰め込むのが好きだったんですけど、隙間がある曲の気持ち良さに気づいたというか。

佐伯 でも隙間を意識して作るのって難しくて。ベースは隙間を作るのも大事な楽器なので、柔らかい音でありながら印象に残るフレーズを作るというのは結構難しいんですよね。いろいろ試してできあがって、自分でもいい音になったと思います。

宮崎 作った当初は、変わり種っていうか、B面曲とかアルバム曲かなって思ってたんですよ。でもライブでやっていくと、どんどんどんどんこの曲への期待とか反応が高まっていく。この曲がこんなにも必要とされているのかっていうのがまず驚きで。ほんとに思った以上にみんな疲れてるんだな、病んでるんだなって、最初の1年くらいで気づき始めるんですけど、そのあと自分自身でも気づき始めるんですよ。というのも、単純な話、僕、2年前はそんなに終電逃してないんですよ。でもこの2年間で、そこそこ終電逃すようになったんですよね。単純に友達と飲んでてっていうのもあるけど、もっと嫌な理由も。仕事が長引いてとか、道に迷ってとか、疲れちゃってとか、なんとなく帰りたくなくて、とか。いろんな理由で終電を逃すことによって自分自身、この曲への造詣が深まっていったんですよね。一種の未来予知みたいな。だからどんどん好きになっていったっていうのがありますね。

(次のアルバムは)クジラ夜の街の大冒険といいますか、酸いも甘いも苦いも全部まとめてファンタジーっていう、完全なる集大成になる

──そして今、次なるアルバムの制作をしているということですが。8月に合宿してたんですね。

宮崎 合宿してきました。高校生のとき、軽音部で夏に合宿してたんですよね。合宿によるイマジネーションの活性化ってバカにならないものがありまして。東京でいつものスタジオで作っているものとはまったく違うものが出てくる。だから僕は絶対に合宿したいって言い続けてたんです(笑)。ライブで地方に行ったときなんかも、その土地のスタジオに入らないかとか、素っ頓狂な提案をしたりして、まあ、却下されるんですけど(笑)。そのご当地でしか出会えない音があると思っているので、合宿は絶対したかったんですよね。それで今回、群馬県高崎市のTAGO STUDIOに行って。2泊3日だったんですけど、2日目で予定していた曲のプリプロとRecはほぼすべて終わってしまったんですよね。それで3日目に「もうやることない」ってなったときに、完全に0から曲を作り始めてみようということになって。レコーディングブースで曲作りを始めたんです。そこで2時間で1曲できて、録音まですることができました。

──すごい集中力。

宮崎 それがアルバムに入る予定のとあるインスト曲です。でも3日目で睡眠不足でみんな限界を迎えていて、ちょっとトランス状態だったからこそ、通常だったら考えつかないようなフレーズとかも出て。合宿の意義は特にその3日目に感じましたね。すごかったです。そういうエネルギッシュなものが乗っているので、これまでのアルバムの中でいちばんライブ感が伝わるものになりそうです。

──ちょっとだけ聴かせてもらったんですけど、期待値がとても高まりました。

宮崎 まだ4割くらいの完成度なんで、これからまたブラッシュアップしていくんですけど、早く完成させたい気持ちと、ずっとこの制作をやっていたいという気持ちの両方ですね。制作している最中がすごく楽しいので。

 でも合宿は、ほんと朝から晩までドラム叩いてて、3日目なんてもう死ぬんじゃないかって思ってた(笑)。マジで腕が上がんないし、もう無理無理って思って。2日目の夜は10時にやっと終わった!と思いきや、そのあとみんなで肉焼いてバーベキューだったし(笑)。

宮崎 それは合宿の醍醐味なので(笑)。みんな適当に寝るだけじゃもったいないっていうところで、遊びも全力でやりましたね。

 ワイン買って。みんなで腕組んで飲んだりしてね(笑)。気づいたら朝4時でした。からの3日目だったから。

宮崎 3日目はもうやることがないと思っていたから、2日目の夜はそうだったんですけど、3日目に突然ひらめいてしまったんですよね(笑)。

佐伯 疲れ果てた状態でレコーディングまで終わらせたっていう。だけどやっぱあの場だったから出たものだし、よいものができたと思います。

山本 でももうやりたくない(笑)。睡眠はちゃんととりたい。

──アルバム曲はシューゲイズっぽい曲もあったり、また新たなファンタジーの世界を見せる曲もいくつかあったり。現段階でどんなアルバムになると感じていますか?

宮崎 ここからどんどん七変化していくと思うので、まだ自分でもどうなるのかわからないんですけど、クジラ夜の街の大冒険といいますか、酸いも甘いも苦いも全部まとめてファンタジーっていう、完全なる集大成になるんじゃないですかね。僕はこのアルバムを作り終えたら、次は完全に真新しいことをやろうと決めているんです。そういった意味でも、今までのクジラ夜の街の総決算だなと。ここから先はバンドという枠も飛び越えて、新しいものに挑戦していくっていうふうにもう完全に自分の中で決心がついているので。そういう意味で、バンドサウンドとしての最高打点を叩き出したいなと思っていますね。バンドでやってきた6、7年間の結晶みたいなものを、いろんな顔を見せてやって、これをきっかけに新天地に羽ばたいていく、その最後の場所だなと思っています。

 アルバム曲は“裏終電”に通ずる、この現代社会に向けてのものになりそうな気がしています。一晴の本音が初めて出た曲もあるし、恋愛ソングもあったりして、今までのアルバムとちょっと違うものになるんじゃないかなと。すごい可能性を感じています。音源としてもそうだし、共感性としての広がりもこれまで以上に感じていますね。

山本 一晴が言っている、「常に更新していく」っていうのが有言実行できているアルバムになると思います。今まででいちばんすごい音源集ができてしまうっていう予感があります。

佐伯 まだ全部録り終えたわけじゃないですけど、これはすごく売れるんだろうなって思います(笑)。

──全員が変化を恐れないからこそ、クジラ夜の街はどんどん進化していくんですね。

宮崎 そうですね。僕たちは出自的に、バンドを結成した高1の頃からずっと、常に面白いこと、今までにないことをやりたいという思いで音楽をやっているので。それはこれからも変わらないと思います。

“裏終電・敵前逃亡同盟”Music Video



●リリース情報

配信シングル 『裏終電・敵前逃亡同盟』

2023年9月20日(水) リリース

●ライブ情報
Date fm「MEGA★ROCKS 2023」
2023.10.01(日)仙台10会場

SUPER ROCK CITY HIROSHIMA2023DX
2023.10.07(土)・10.08(日)
【クジラ夜の街】は10月7日(土)に出演します。

Eggs presents FM802 MINAMI WHEEL 2023
2023.10.09(月)
【クジラ夜の街】は10月9日(月・祝)に出演します。

bokula. presents"放課後ドリーマーズ”(振替公演)
2023.10.10(火)⼤阪BananaHall
出演:bokula. / moon drop / クジラ夜の街 / Lana / Blue Mash

Sony Music Artists presents 『オカベボフジラ』
2023.10.21(土)Zepp Shinjuku (TOKYO)
出演:フジファブリックBase Ball BearOKAMOTO’S・クジラ夜の街 (WELCOME ACT)

ペルシカリア「Break Point tour 2023」
2023.10.22(日)仙台FLYING SON
出演:ペルシカリア / クジラ夜の街

"老いてもヤングスキニーツアー vol.2" vol.2あったんだ編
2023.11.01(水)長野CLUB JUNK BOX
2023.11.02(木)金沢EIGHT HALL
2023.11.04(土)新潟LOTS
出演:ヤングスキニー / クジラ夜の街

bokula. ”Phantom youth TOUR”
2023.11.24(金)札幌SPiCE
出演:bokula. / クジラ夜の街

HOW TO GO vol.5
2023.11.27(月)新宿LOFT
出演:ジュウ / クジラ夜の街 / ペルシカリア

大行侵
2023.12.16(土)札幌PENNY LANE 24
出演:Chevon / クジラ夜の街

ラブ・カザマタカフミ
2023.12.25(月)EX THEATER ROPPONGI
出演:3markets[ ] / bokula. / なきごと / クジラ夜の街

提供:日本クラウン
企画・制作:ROCKIN'ON JAPAN編集部