MONOEYES/「Between the Black and Gray Live on Streaming 2020」

  • MONOEYES/「Between the Black and Gray Live on Streaming 2020」 - All photo by Maki Ishii

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コロナ禍となってから、たくさんのバンドがそれぞれのテーマをもって配信ライブを行っているが、MONOEYESが10月19日に行った初めての単独生配信ライブ「Between the Black and Gray Live on Streaming 2020」は、あらゆる方向から意味と物語を感じることができた。

9月に3rdアルバム『Between the Black and Gray』をリリース、その後はリリースツアーとは違ったスタイルながら「Semi Acoustic Live Tour 2020」を12月まで敢行中。進み続ける彼らが、さらに私たちに提示してくれた表現が「Between the Black and Gray Live on Streaming 2020」だった。

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執筆している現在、まだアーカイブが観られる(10月26日23:59まで)ので、曲順や演出は伝えないでおくが、最初にこれだけは言ってしまおう。会場はなんと日本武道館だった。ただし、それはライブの冒頭から明かされていたわけではない。4人が丸いステージで向き合って演奏しているな、天井が高くて広いところだな、くらいの印象から、徐々に、あれ、ここ見た記憶があるような……と気がついていく。そして、なぜこの場所で、この日にライブが行われたのかが、演出やカメラワーク、MCによって紐づいていくような流れになっていた。そこからは、バンドとスタッフが、この日を、この配信を大切なものとして捉えていることが、ひしひしと伝わってきた。

『Between the Black and Gray』の収録曲も、たくさん披露されたのだが、武道館のスケール感と、とてもマッチしていた。私は、このライブの開催を知らない時期に、とあるインタビューで今作の楽曲について「天井が高いライブハウスで聴いてみたいですね」とスコット・マーフィー(B・Cho)に話していたので、(ライブハウスではないけれど)なんだか勝手ながら腑に落ちた。ライブバンド、MONOEYESの進化を、新曲と会場の組み合わせによって、確かめることができたのだ。もっと言えば、これまで演奏してきた楽曲と、新曲との流れも、驚くほどスムーズ。“グラニート”や“Roxette”は、あの熱を帯びていく感覚を、配信というスタイルにおいても与えてくれた。

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とはいえ、ライブハウスで育ってきた彼らにとって、目の前にオーディエンスがいない状況はどうなのだろうか、なんて心配もしていたのだが、まったくの杞憂だった。まず、4人でライブができること、そのものが楽しそうだったのだ。とにかく目をひいたのは、一瀬正和(Dr)の笑顔。メンバー一人ひとりと目を合わせながら叩く姿には、ロックバンドの醍醐味が表れていた。そして戸高賢史(G)は、武道館でライブができることが叶った喜びを表現するように、高い天井を突き抜けるような、広い会場を震わせるような、エモーショナルなギターを弾きまくっていた。またスコットは、アメリカの父母や友人にも海を越えて届けられる「配信」というスタイルに、格別な思いがあったことだろう。その歌も、MONOEYESに加入してから、相乗効果のように強いものになっていると感じた。そして細美武士(Vo・G)はオーディエンスが「いる」ことをわかっているかのように、客席やカメラを見つめながら、距離を軽々と越えた歌を響かせた。これまで4人が、そしてキッズが築いてきた絆が、こういうライブだからこそ感じられたと思う。私自身も、ライブハウスと変わらない心境でコブシを握る瞬間が幾度もあった。

ほかにも、数々の演出で、驚かせたり、楽しませたりしてくれた今回のライブ。さらに彼らは、いつかコロナ禍が終息したら、再びキッズを会場内に迎えた状態で武道館公演を行うことを約束してくれた。先が見えない今、この「約束」が、私たちの灯りとなり、一歩一歩を進ませてくれるはずだ。(高橋美穂)

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