超満員のオーディエンスの前に現れた4人、のうちフロント3人は革ジャン姿(あと1人=ドラム小林雅之も、途中で着てた)。ボーカル宮田和弥は、数曲歌って革ジャンを脱ぎ捨てると、下は白の長袖Tシャツ、下半身は黒のブラックスリムにラバーソウル、そして隙あらばモニターに片足をかけて歌う、あの形。おおおお。ジュンスカだあ。
って、ジュンスカ観に来てるんだからあたりまえなんだけど、なんというか、まず宮田和弥自身がちゃんとジュンスカだ。なんだそれ。って自分で思うくらい変な言い方だけど、例えば、3、4ヶ月前に、ジェット機で歌うこの人を観たけど、今日の和弥はその時の和弥ではなかった。宮田ジェットではなく、ジュンスカの和弥だった。格好もだけど、それだけじゃなく、マインドから、もう、そういう感じがした。
和弥だけじゃない。小林雅之も元POTSHOTの小林雅之じゃないし、森純太も寺岡呼人もそうだ。何故そうなのかはよくわからないけど、まるで解散から11年の時が経っているのが嘘のように、ジュンスカだ。そんな4人がジュンスカの名曲たちをフルテンションでプレイしまくるんだから、ジュンスカ観たくてつめかけた野音超満員の人たち(しかも男も多い。全盛期は女の子ばっかりだったのに。そういえばX-JAPANの東京ドームもそうだった。この件については、いずれちゃんと考察したい)にとって、これ以上のものはない。「楽しい」「うれしい」「懐かしい」「でもなんか、それだけじゃない」みたいな、あらゆる種類の歓喜が、この場に溢れかえっていた。溢れかえりすぎて、感極まっていた。客席もだけど、本人たちも。
ただの同窓会じゃん。って言われればその通りなんだけど、それがどうした。何が悪い。そう言いきっていいぐらい、幸せな空間だったと思う。あと、復活後に発表した新曲が、今日のライブ全体の中において、とても大事な役割をはたしていたのも、とてもよかった。
「もう俺らの中には、解散っていうのはないと思う」。一応、今日が最後であり、来年からはまたそれぞれの活動に戻ることを、改めて告げたアンコールのMCで、和弥はそう言った。ずっとはやれないけど、解散=「もうやらない」って決めることは、もうしないよ、ということだと受け取った。
でも実は、ライブ、沖縄が終わっても、年内にあと4本ある。まず、12月15日(月)SHIBUYA-AXと20日(土)なんばHatch、呼人が定期的にやっているイベント『Golden Circle』への出演。そしてあと2本が、COUNTDOWN JAPAN 08/09大阪(12月30日)と幕張(12月31日)への出演。観たほうがいいと思う。というか、俺は観る。(兵庫慎司)