アラン・マッギー、ザ・ジーザス・アンド・メリー・チェインのマネージャーに復帰

アラン・マッギー、ザ・ジーザス・アンド・メリー・チェインのマネージャーに復帰

クリエイション・レコードを創業したアラン・マッギーはクリエイションのマネジメント部門を再興し、その最初のクライアントとしてザ・ジーザス・アンド・メリー・チェインを迎えたことを明らかにしている。

バンドは2007年に再結成しているが、イギリスでは11月に85年のデビュー・アルバム『サイコ・キャンディ』の全曲ライヴを3本予定している。アランはこのライヴに向けたマネジメント業務を請け負い、来年のフェスティヴァル出演なども手がけていくことになるという。

ミュージック・ウィーク誌の取材にアランは次のように語っている。

「クリエイション・マネジメントとしては新人バンドをいくつか契約していくつもりなんだけど、でも、今一番やらなければならないのがメリー・チェインをしっかりやることなんだよ。19日には南アメリカに行って、そこでいくつかライヴがあるからね。その先にはイギリスで3回公演を予定してるんだ。それから来年についてもいろいろ予定を組んでるからね。(『サイコ・キャンディ』がリリース30周年を迎える来年は)フェスティヴァルもすべて『サイコ・キャンディ』でもちきりになるはずだよ」

「メリー・チェインはね、俺が23歳の時に初めてマネジメントを手がけたバンドなんだよ。それが30年前で、それからすぐにバンドの人気に火が点いたからね。俺が24になった頃にはドイツやいろんな国でもうチャート1位を獲るようになってたんだ。ジム(・リード)は22歳で、俺は24歳で、ダグラス(・ハート)は17歳だった。今から考えると、もうわけがわからない状況だよ。全員ただのガキなんだぜ! それが今じゃ俺も53歳で、まあ、いろんな意味でそれくらいがマネージャーにはふさわしい年頃ってことになるのかもしれないね」

なお、バンドは5月25日にもブラジルのサンパウロで開催されるクルチューラ・イングレーサ・フェスティヴァルに出演する予定になっている。イギリスでは11月の19日から21日までロンドン、マンチェスター、グラスゴーでそれぞれ公演を予定している。

アランはクリエイション・レコードを1983年に設立し、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーの勧めで84年にザ・ジーザス・アンド・メリー・チェインのマネジメントを請け負うことになり、84年半ばにはメリー・チェインをクリエイション・レコードに迎えることになった。メリー・チェインはデビュー・シングル"アップサイド・ダウン"をクリエイションからリリースし、このシングルの成功を踏み石にしてワーナー系のブランコ・イ・ネグロ・レコードとの契約にありつくことになり、『サイコ・キャンディ』をリリースした。その後、アランはメリー・チェインの成功とその契約金をクリエイションの活動資金にあて、クリエイションをマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、ティーンエイジ・ファンクラブ、オアシスらを輩出するレーベルへと成長させた。また、マネージャーとしてはザ・リバティーンズを手がけていたことでも知られている。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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