ジョニー・ウィンターの弟エドガー、今夏のツアーをジョニーの追悼ツアーにすると発表

ジョニー・ウィンターの弟エドガー、今夏のツアーをジョニーの追悼ツアーにすると発表

7月16日に滞在中のスイスで70歳で他界したジョニー・ウィンターの弟で、ヴォーカル、キーボード、サックスなどを手がけるマルチ・ブルースマンとして有名なエドガー・ウィンターは来たるツアーをジョニーへの追悼ライヴにしていきたいと明らかにしている。エドガーはフェイスブックに公表した声明で次のように明らかにしている。

「俺の妻モニクと俺とでジョニーの突然の死に打ちひしがれてるよ。今度また一緒に会って、一緒に演奏することをあれだけ楽しみにしてもらえてたとなると、なおさらだよ。ジョニーの魂がこの俗世をこれから旅立っていくのはわかっているけど、ジョニーの存在、ジョニーの音楽、ジョニーの精神は朽ち果てることのないものだし、いつまでも俺の心の中で生き続けていくはずのものだよ」

「ジョニーはこれまでもずっとそうだったけど、今でも、そしてこれからもずっと俺にとって史上最高の音楽的なヒーローであり続けるよ。でも、そういうこと以上になによりもジョニーは俺の兄貴だったんだ。俺の家族の中でも、俺の音楽においても、俺の人生とその先においても、俺の兄貴だったんだよ。ジョニーの思い出とウィンターという家名をこれからも負っていく栄誉のために、これからも最善を尽くしていく所存です」

エドガーは7月31日からアメリカの各都市をさまざまなアーティストらと巡っていくロックン・ブルース・フェスティヴァル・ツアーに乗り出す予定になっていたが、このツアーをジョニーへの追悼ライヴとすることを発表していて、ツアー参加アーティストのヴァニラ・ファッジ、元レア・アースのピーター・リヴェラ、サヴォイ・ブラウンのキム・シモンズらとともにジョニーとゆかりの深い楽曲を披露することになるとヴィンテージ・ヴァイナル・ニュース誌が伝えている。また、ジョニー・ウィンター・アンドのメンバーとして1970年の"ロックンロール・フー・チー・クー"の制作にも参加したリック・デリンジャーがツアー最終の2日間に参加するという。

その死まで精力的にツアーを続けていたジョニーだが、9月3日には新作『ステップ・バック~ルーツ2』をリリースする。新作にはエリック・クラプトン、ZZトップのビリー・ギボンズ、エアロスミスのジョー・ペリーらが参加している。

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