ケニー・ロジャーズは自身の大ヒット曲でライオネル・リッチーが作曲した"レイディ"について、ライオネルがトイレの中で曲の一部を書いたことを明かしている。
1980年にリリースされた"レイディ"はケニーにとって自身の代表曲の一つとなるほどの大ヒットとなったが、ライオネルにとっても当時在籍していたザ・コモドアーズから離れて制作活動に携わる初の試みとなり、その後のソロ・キャリアへの礎になる重要な作品となった。
アメリカの朝のワイドショー『トゥデイ・ショー』に出演したケニーは"レイディ"を制作した当時を次のように振り返っている。
「ライオネルは曲を全部仕上げてくるわけじゃなくて、アイディアを用意してくるタイプなんだよ。それでスタジオに入ってレコーディングしてて、『じゃあ、ヴァースの2番目の歌詞はどうなってるの?』って訊いたらスタッフに『ライオネルが今トイレで書いてます』って言われたんだ」
「ライオネルはプレッシャーがかからない限り書けないタイプなんだよ……だから、トイレに逃げ込んで、あらゆるものから自分を切り離して集中しようとしたんだよ」