ステュアート・デイヴィッド、ベルセバの結成時を振り返る回想記を執筆中

ステュアート・デイヴィッド、ベルセバの結成時を振り返る回想記を執筆中

元ベル・アンド・セバスチャンのステュアート・デイヴィッドがバンドに在籍した頃を振り返る回想記を刊行する予定だという。

本は『In the All Night Cafe』といって2015年2月にリトル・ブラウンからの出版を予定している。ステュアートは1996年にステュアート・マードックとベル・アンド・セバスチャンを結成し、4枚目のアルバムとなる『わたしの中の悪魔』リリース後にバンドを脱退している。今度の回想記でステュアートはステュアート・マードックとバンドを始めてからの最初の1年半だけを特に取り上げているという。

今回の本ではベル・アンド・セバスチャンがグラスゴーの24時間カフェで結成されたという都市伝説をそのままタイトルに流用したとステュアートは説明していて、ステュアート・マードックと自身がそれぞれに在籍していたそれまでのバンドであるロード・アイランドとリサ・ヘルプス・ザ・ブラインドにまで遡り、ファースト・アルバム『タイガーミルク』の完成記念パーティまでの日々を振り返っているという。

ステュアートは自身のブログでも「ぼくの仕事の棚には『タイガーミルク』というファイルが置いてあって、中にはこれまで明らかにされてこなかった出来事の数々が記してあるんだ。いつか本にまとめられるかもしれないと思ってね」と今回の回想記について触れている。

ステュアートはもともと7万語の長さ(およそ150ページの単行本程度の内容)で版元から話を請けていたというが、現時点で回想記は5万5千語の長さになっていて、「修正しなければならない箇所を鋭意修正していくプロセス」を踏んでいるところだとも明らかにしている。

自身のバンド、ルーパーと執筆活動に専念するためベル・アンド・セバスチャンを脱退した後、ステュアートは小説『Nalda Said』『The Peacock Manifesto』の2作を出版している。なお、『The Peacock Manifesto』の主人公のピーコック・ジョンソンはイギリスで人気の高いミステリー作家イアン・ランキンの推理小説『血に問えば』にも登場している。これはイアン・ランキンのファンを対象に行われたこの小説の登場人物の命名オークションでステュアートが命名権を落札したからで、ステュアートはピーコック・ジョンソンとして参加していたため、その名前がそのまま使われることになった。

また、ステュアートはルーパーとしての新作も用意していると伝えられている。

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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