ゴティエ、地元オーストラリアで「ザ・ベーシックス・ロックンロール党」旗揚げ

ゴティエ、地元オーストラリアで「ザ・ベーシックス・ロックンロール党」旗揚げ

ゴティエは地元オーストラリアのメルボルンで政党を旗揚げするとか。

ゴティエことウォルター・ド・バッカーは自身が2002年から組んでいるスリー・ピース・バンド、ザ・ベーシックスのほかのメンバー二人、クリス・シュローダーとティム・ヒースと3人でザ・ベーシックス・ロックンロール党(BRRP)を結党し、11月29日に行われる選挙に立候補して「終生政治家」的なほかの候補へのアンチテーゼを提起したいという。

クリスは結党の動機を次のようにAAP通信に語っている。

「この国の政治はまるでエリートのためのものであるかのように扱われてるんだ。政治家も職業政治家で、たいていは富裕層の出で……終生政治家であるように育てられ、自由党青年部か労働党青年部で過ごして、その後議会の議員になったということ以外にはまるで人生経験がないっていうさ」

しかし、政治の場ではどんな人間であっても彼らに取って代わることはできるし、そこにちょっとロックンロールを注入することだってできるのだと自分たちが身を持って呈したいという。

「別にエリートじゃなくたってものごとを決めることはできるし、それがミュージシャンだったとしても別にいいんだよ。それにぼくたちはそれぞれに学位も取っているから音楽しかわからないわけじゃないし、かといってある種の政治イデオロギーを叩き込まれてるわけでもなくて、ぼくたちの場合には、オーストラリア固有の問題や教育についていろいろ考えるところがあるということなんだ」

なお、BRRPの3大信条は革新、教育、そしてロックンロールで、特にヴィクトリア州の学校でオーストラリアの郷土についての教育をより普及させること、高校での救急処置訓練の実施、地方や僻地の住民への音楽の提供などを政策目標として掲げている。まずは11月に選挙が行われる州議会での議席獲得を目指すが、立候補者を出馬させるためには有権者の党員が500名必要となるという。

現在、バンドはフェイスブックで積極的に支援者を募るキャンペーンを展開しているが、州議会で目標を達成できれば、いずれ国のレヴェルで自分たちの政治的な野心を訴えていくことも可能になるとクリスは説明している。

また、クリスはバンドの新作についても語っていて、およそ16曲をアビイ・ロード・スタジオでレコーディングしたことを明らかにしている。いずれも次回作となるアルバムに収録されるが、一部はクリスマス前に発表できるかもしれないとのことだ。

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