11月19日に新作『永遠(TOWA)』をリリースするピンク・フロイドだが、イギリスのアマゾンではワン・ダイレクションを抜いて、史上最高の予約販売数を達成した作品となったことが明らかになっている。
イギリスでは『永遠(TOWA)』は11月10日にリリースされる予定になっているが、11月3日にアマゾンUKでは『永遠(TOWA)』の予約販売が過去史上最高となったことを発表している。これまではワン・ダイレクションが昨年リリースした『ミッドナイト・メモリーズ』が予約販売の史上最高記録を保持していた。アマゾンのEUデジタル音楽部門の責任者スティーヴ・バーンスタインは次のように語っている。
「これでピンク・フロイドはアマゾンUKでのアルバム予約販売の史上最高記録を記録したことになって、バンドにとっても大きな達成となったはずですし、このバンドが今でもイギリスの音楽シーンに君臨する人気の高いバンドであるということも証明したことだと思います」
これまでバンドは今回の新作の音源が1994年の『対(TSUI)』のセッションの時のものを使っていること、さらに08年に他界したリチャード・ライトの最後の作品としてまとめたことを明らかにしていて、ピンク・フロイドのアルバムとしても最後の作品になることを明らかにしている。
その一方でロジャー・ウォーターズは『永遠(TOWA)』には自分は関わっていないことをあらためて発表していて、一部勘違いしているファンに対して「それくらいしっかりわかってよ」と発言している。なお、ニック・メイソンは昨年の時点でロジャーも含めた再結成なら興味はあると語っていたが、実現させられるかどうかはわからないとしていた。
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