ピンク・フロイドの1988年『鬱』ツアーのライブ作品『光~PERFECT LIVE!(Delicate Sound Of Thunder)』が、リミックス、リマスター、レストア(修復)、リエディテッド(再編集)され、2CD、Blu-ray、DVD、3LPおよびデラックス・ボックス(ボーナス・トラック入り4枚組)の5つのフォーマットで11月20日(金)にリリースされることが決定した。
『鬱』発売直後にスタートした、ピンク・フロイドにとって10年振りのワールド・ツアーは1987年9月から1989年7月まで、およそ2年をかけ日本を含む全世界を巡演。合計198公演、425万人を動員した。『光~PERFECT LIVE!(Delicate Sound Of Thunder)』では同ツアーより、ファースト・レグ最終公演となった1988年8月19日~23日、ニューヨーク州ロングアイランド ナッソー・コロシアムでの公演を収録。
バンド初のフル・ライブ盤である同作は、1988年11月に2CD、2カセット、2LP、VHS、レーザーディスクで発売されたものの、その後はDVD、Blu-rayといった新規のフォーマットで発売されることがなかった。
同作のニュー・バージョンには、『ザ・レイター・イヤーズ』にも収録されていたライブ・アルバムとコンサートを完全収録した映像(オリジナルの35mmフィルムを修復・再編集し、5.1サラウンド・サウンドで音質を向上させたもの。映像も4Kに変換)が新たなパッケージ、ブックレットとともに新装リリースされる。
修復とアップグレードを施された映像は、オーブリー・パウエル(ヒプノシス)のクリエイティブ・ディレクションのもと、ベニー・トリケットが全面的に再編集した。サウンドも同様に、ピンク・フロイドのエンジニアを長年務めるアンディ・ジャクソンがデヴィッド・ギルモアとともに、アシスタントにはデイモン・イディンスを迎え、オリジナルのマルチトラック・テープより全面的なリミックスを施した。
1988年版と最新版との修復・再編集の違いが一目でわかる映像も公開されている。
また、同作のニュー・バージョンより、“幻の翼”の音源も新たに公開されている。
一方、“幻の翼”の映像バージョンも、2020年9月26日(土)AM1:00にプレミア公開される。
なお、全フォーマットに24ページのフォト・ブックレットが、4枚組ボックス・セットには40ページのフォト・ブックレット、ツアー・ポスター、ポストカードが封入される。180グラムのアナログ盤LP3枚組には、1988年のオリジナル盤リリース時には収録されなかった9曲が収録され、2CDにはオリジナル盤に8曲が追加収録される。
リリースの詳細は以下の通り。
●作品情報
ピンク・フロイド 『光~PERFECT LIVE!』
PINK FLOYD/Delicate Sound Of Thunder
2020年11月20日発売
【2CD】SICP-6357~8 ¥3000+税
【Blu-ray】SIXP-45 ¥4500+税
【DVD】SIBP-285 ¥3500+税
【DELUXE BOX(輸入盤 2CD+Blu-ray+DVD)】
【3LP(輸入盤)】