AC/DC、ドラマーのフィル・ラッドの逮捕は新作リリースやツアーには影響しないと語る

AC/DC、ドラマーのフィル・ラッドの逮捕は新作リリースやツアーには影響しないと語る

12月3日に新作『ロック・オア・バスト』をリリースするAC/DCだが、11月6日に薬物関連法違反と殺人謀議罪でドラムのフィル・ラッドが逮捕されて以来、初めて公式なコメントを明らかにしている。

バンドはフェイスブックで声明を発表していて、「フィルの逮捕については俺たちも報道によって知りました」と寝耳に水であったことを明かしているが、今後の活動には影響しないことを次のように説明している。

「それ以上のコメントは差し控えさせていただきます。フィルの不在が俺たちのアルバム『ロック・オア・バスト』のリリースや来年のツアーに影響することはないです」

フィルは9月に2名の人物に対する殺人謀議を行ったという容疑を警察から問われていて、罪状が確定すると10年の禁固刑に処される可能性もあるという。さらにフィルは覚醒剤と大麻の不法所持の罪状も問われている。なお、フィルは先月行われた新曲"プレイボール"と"ロック・オア・バスト"のビデオ撮影時に不在だったことが話題を呼んでいたが、ヴォーカルのブライアン・ジョンソンはフィルの不在について家族に緊急な出来事があったとその後説明していた。

フィルは6日にタウランガ地方裁判所に出廷した後、保釈を認められたが、11月27日にはまた法廷に召喚されている。オーストラリアとニュージーランドのニュースで知られるフェアファックス・メディアでは警察がフィルの雇った殺し屋とみなしている人物とのインタヴューに成功していて、それによれば、フィルは「根は善人」で、ここのところ殺人予告を受けていたので自分をボディガードとして雇いたがっていたとこの人物は語っているという。この人物の名前は伏せられているが、さらに次のように説明している。

「フィルが関係している女性たちが、そういうことを仕事にしている女性たちなんですが、この女性らの連れが腹を立てたりしてるわけなんですね。フィルが『こういうことには金は払わない』って言うもんですから、連れの人間たちが乗り込んできて金をよこせと要求していたわけです」

男はさらにフィルがタウランガにさまざまな貢献をしてきていると語り、人の年収くらいの出費を地元のために行ってきていると説明し、「フィルはタウランガのヒュー・ヘフナー(プレイボーイ誌の創業者で篤志家)だ」とも語ったという。公判中、フィルは保釈の条件としてタウランガの自宅にいることが義務付けられていて、事件関係者との接触を禁じられているという。

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